骨粗鬆症の原因

骨粗鬆症の主な原因は「加齢」と「閉経」

骨は一生の間、破骨細胞が古くなった骨を溶かし(骨吸収)、骨芽細胞が新しい骨をつくる(骨形成)という作業を繰り返す骨代謝を行い、丈夫な骨を保っています。ところが、このバランスが崩れ、骨形成よりも骨吸収の働きの方が上回ると、骨量が減少して「鬆(す)」が入った状態に。これが骨粗鬆症です。骨粗鬆症は主に、「加齢」と「閉経による女性ホルモンの減少」によって起こります。

骨がつくられる仕組み
  • 骨粗しょう症の原因①:加齢
     年齢と共に骨の組織や細胞自体が老化し、腸でのカルシウム吸収は低下。さらに運動量も減ってくるので、徐々に骨量が減少していく。これは男性でも起こる。
  • 骨粗しょう症の原因②:女性ホルモンの減少
     女性ホルモンには、骨吸収を抑制し、骨形成を促進する働きがある。ところが閉経前後に女性ホルモンの分泌が減少してくると、これらの作用が低下するため骨密度が低下してくる。50代で骨密度は急激に下がることが分かっている。

栄養不足、運動不足も骨粗鬆症のリスクに

その他、カルシウムやタンパク質、ビタミンD不足などの「栄養不足」、骨に負荷がかかることで骨を強くする「運動の不足」、ステロイドの使用や糖尿病なども骨粗鬆症の原因となります。

  • 骨粗しょう症のリスク①:カルシウム不足
     体内のカルシウムの99%は骨に、1%は血中に存在している。カルシウム摂取量が不足すると、全身の臓器の機能を正常に保つ働きをしている血中カルシウムの濃度が下がらないように骨のカルシウムが溶け出すため、骨が弱くなる。
  • 骨粗しょう症のリスク②:ビタミンD不足
     ビタミンDが不足すると、腸でのカルシウム吸収率が低下して骨が弱くなる。ビタミンDは、食事で摂る他にも、日光を浴びると皮膚でつくられる。
  • 骨粗しょう症のリスク③:運動不足、低体重
     骨は、体重と運動量に応じた強度を保っている。運動不足や低体重によって骨にかかる負荷が減ると、その分、骨が弱くなる。
  • 骨粗しょう症のリスク④:喫煙
     喫煙は血流を悪くし、腸でのカルシウム吸収や女性ホルモンの分泌を妨げてしまう。
  • 骨粗しょう症のリスク⑤:過度な飲酒
     過度な飲酒は胃腸の粘膜を荒らしてカルシウムの吸収を妨げたり、利尿作用によってカルシウムの尿への排出を促してしまう。
  • 骨粗しょう症のリスク⑥:糖尿病や腎臓病
     骨を構成するタンパク質が不足・変質させてしまい、骨量が減少する。


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監修プロフィール
対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座・新宿理事長 つしま・るりこ 対馬 ルリ子 先生

産婦人科医・医学博士。1984年弘前大学医学部卒業後、東京大学医学部産婦人科学教室助手、東京都立墨東病院総合周産期センター産婦人科医長などを経て、2002年に「ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック」を開院。女性のための総合医療を実現するためにNPO法人「女性医療ネットワーク」を設立(現理事長)。様々な情報提供、啓発活動、政策提言などを行っている。

監修プロフィール
対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座・新宿理事長 つしま・るりこ 対馬 ルリ子 先生

産婦人科医・医学博士。1984年弘前大学医学部卒業後、東京大学医学部産婦人科学教室助手、東京都立墨東病院総合周産期センター産婦人科医長などを経て、2002年に「ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック」を開院。女性のための総合医療を実現するためにNPO法人「女性医療ネットワーク」を設立(現理事長)。様々な情報提供、啓発活動、政策提言などを行っている。

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