冬虫夏草 (とうちゅうかそう)Cordyceps sinensis

冬虫夏草

作用と特徴

コウモリガ科の蛾の幼虫に寄生したキノコ(虫草菌)で、古来より東洋医学の生薬(しょうやく)として珍重されてきました。日本には、主に中国の高原地帯やチベットで採取されたものが輸入されています。
十数種類のアミノ酸、炭水化物、脂肪、カルシウム、鉄、亜鉛、マンガン、βーグルカン等の微量栄養素を含み、滋養強壮、体力回復効果から栄養ドリンク剤や健康食品などに用いられています。また免疫力を高める働きから様々な領域において研究が進められ、今後、新たな薬理作用の発見、新薬への応用が期待される生薬の1つです。

注意事項

妊娠中・授乳中の方は使用を控えてください。病気の治療で服薬中・通院中の方は医師や薬剤師と相談の上で使用してください。

ちょっと一息

キノコと虫が融合した、不老長寿の秘薬

冬虫夏草は虫とも植物ともつかぬ不思議な外見をしていますが、分類学上はあくまでキノコの仲間です。
キノコの一種であるフユムシナツクサタケ(冬虫夏草菌)は、冬の間にコウモリガ科の蛾の幼虫に寄生して養分を吸収しながら成長します。やがて夏には、ミイラ化した幼虫から棒状の子実体を伸ばすのです。これを乾燥させたものが冬虫夏草。冬は幼虫に、夏は草(キノコ)に見えるため、この名が付いたといわれています。
中国では不老長寿、強壮の秘薬として紀元前から特別な食材として珍重されてきた歴史を持ち、現在でも薬膳に重宝されています。


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※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。

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