このごろどうもお通じがスッキリしなくて……。という方、いませんか?
軽い症状でも長引く場合は、きちんと検査を受けることが大切です。あなたの大腸のトラブル度をチェックして、セルフケアに役立てましょう。
2002年東邦大学医学部卒業後、同大学第一外科入局。15年松田病院にて勤務。17年より現職。日本外科学会外科専門医、日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医、日本臨床肛門病学会臨床肛門病技能認定医。
近年、日本人の間で大腸の病気が急増しています。その大きな原因と言えるのが、脂肪が多く、食物繊維が少ない欧米型の食事です。また、ストレスで自律神経のバランスを崩し、下痢や便秘など慢性的な腸の不調に悩む人も増えています。腸の不調は大腸がんなど大きな病気のリスクを高めるだけでなく、免疫力を低下させたり、冷え、肌荒れ、肩こりといった不快症状を引き起こしたりして、全身の健康状態に影響を及ぼします。大腸を健康に保つには、腸内にすみついている腸内細菌のうち、乳酸菌などの善玉菌を増やすのがポイントです。食事を中心にライフスタイルを見直し、生き生きした健康な腸をキープしましょう。また、日ごろから便の状態や便通に注意を払い、いつもと違う症状が起こった場合はきちんと医療機関を受診して、原因を確かめるようにしましょう。
日ごろの生活を振り返り、当てはまる答えをチェックしてください。
あなたの大腸トラブル度をチェックします。