「腟カンジダ」は、女性の5人に1人が経験しているといわれるポピュラーな病気。抵抗力が落ちたときなどに起こりやすく、再発を繰り返す人が多いのが特徴です。あなたの腟カンジダ危険度をチェックし、日々のセルフケアに役立ててください。
1978年北海道大学農学部大学院修士課程(林産学専攻)修了。89年北海道大学医学部卒業。同年北海道大学医学部産婦人科教室に入局、97年江別市立病院産婦人科部長を経て、現職。日本東洋医学会専門医、日本産婦人科学会専門医・指導医、日本女性医学学会代議員など。
腟カンジダとは、カンジダ・アルビカンス菌という真菌(かび)が増殖して起こる腟炎で、「カンジダ性腟炎」「腟カンジダ症」とも呼ばれます。カンジダ菌は健康な人の体内にも存在する常在菌の一種ですが、体の抵抗力が落ちたりホルモンのバランスが崩れたりすると異常に増殖し、腟やその周辺に炎症やかゆみを引き起こします。体力の回復とともに自然に治ってしまうケースも多いのですが、放置したために症状を悪化させ、治りにくくなってしまうことがあります。外陰部のかゆみやおりものの変化など気になる症状が続く場合は早めに婦人科を受診し、きちんと治療を受けるようにしましょう。また、過労、ストレス、睡眠不足などは発症のきっかけになりやすいので、日ごろから規則正しい生活を心がけ、体調を整えることが大切です。
日ごろの生活を振り返り、当てはまる答えをチェックしてください。
あなたの腟カンジダ危険度をチェックします。