この春、希望を胸に新生活のスタートを切った人も多いことでしょう。生活や環境の変化があるときは心が不安定になりやすく、それが心身のトラブルの原因となりがちです。あなたの心は健康を保っているでしょうか?さっそくチェックを!
1972年東北大学医学部卒業後、東北大学心療内科助手、呉羽病院心療内科部長、梅田病院院長、横浜労災病院心療内科部長を経て、現職。専門は心身医学と産業医学。
春は就職や進学など人生の転機となるようなイベントが多い季節ですが、生活環境の変化があったときは本人が思っている以上に大きなストレスがかかっているものです。過度のストレスを受けると、呼吸や体温、血流、胃腸の働きなどを調節する自律神経のバランスが乱れたり、免疫力が低下したりすることで、心だけでなく体にも様々な不調が現れます。心の不調は自分ではなかなか気づきにくいものですが、体の不調を感じたときは心の状態もよくみつめ直してみましょう。ストレスの多い現代社会で心の健康を保つためには、よい意味での「適当さ」や「遊び」が必要です。また、食事、睡眠、休養、運動などの生活習慣を整えることも、心の健康を維持するための基盤となります。心の不調がいつまでも続くときは、専門医による治療が必要なケースもあるので、早めに心療内科などに相談しましょう。
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