女性が長年つきあっていく生理(月経)は、子宮の内側を覆っている薄い膜(子宮内膜)がはがれて出血すること。周期には個人差がありますが、25日周期から38日周期ぐらいで、期間は3~7日が正常とされています。出血量はレバーのような血のかたまりがかなりあって貧血を伴うようだと多すぎますが、それ以下なら普通だといえるでしょう。
生理のメカニズムは複雑なので、ちょっとした刺激によってホルモンのバランスが崩れ、生理不順をおこしたり生理痛に悩まされたりすることが少なくありません。生理が正常かどうかは、女性の健康を保つ上でとても大切なことなのです。さあ、あなたの体は健康でしょうか。チェック項目を調べてみてください。
1970年、群馬大学医学部卒業後、東京慈恵会医科大学産婦人科学教室に入局。同教室助教授などを経て、東京・銀座に楠原レディースクリニック(Tel:03-3535-1117)を開設し、現在に至る。
生理(月経)は、子宮だけでおこる現象のように思われますが、実は脳にあるホルモン中枢の視床下部や下垂体、卵巣から出る女性ホルモンや排卵の状態などによってコントロールされています。初潮(初経)は9~15歳で閉経は平均約50歳。その約40年もの間、毎月のようにおこるわけですから、生理不順や激しい生理痛が伴っては不快である上に病気の可能性もあり、悩みは尽きません。
健康的な生理であるかどうか、自分の生活を振り返って見てみましょう。もし、悩みを抱えているようなら、正しい知識を持ち、少しずつ生活改善をしていって、快適な毎日を送るようにしていきましょう。
日々の生活を振り返り、当てはまる答えをチェックしてください。
あなたの生理不順度をチェックします。