楽しい外出や旅行が、乗りもの酔いで台無しに……。なんて経験はありませんか?乗りもの酔いを予防するためには、前日からの過ごし方も大切なポイントです。あなたの乗りもの酔い危険度をチェックし、セルフケアを身につけましょう!
1988年埼玉医科大学卒業。帝京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科助手、ドイツ・マグデブルグ大学耳鼻咽喉科研究員、埼玉県立小児医療センター耳鼻咽喉科副部長、目白大学言語聴覚学科教授を経て、現職。日本耳鼻咽喉科学会専門医。著書に『【読む常備薬】図解 いちばんわかりやすいめまいの治し方: 「医師がすすめる名医」の最善・最短の治療法』(河出書房新社)『あぶない! 聞こえの悪さがボケの始まり: 「耳」を知る、治す、鍛える』(小学館)などがある。
乗りもの酔いは乗りものに乗ったときに起こる一過性の不快症状で、「動揺(どうよう)病」とも呼ばれます。自分は静止しているのに目から入る周りの景色がめまぐるしく変わることや、揺れによって内耳が過剰に刺激されることなどにより、大脳が混乱して自律神経が乱れ、吐(は)き気や嘔吐(おうと)、ふらつきなどの症状が現れます。一般に4~12歳くらいの子どもは酔いやすいのですが、これは平衡感覚を調整する脳の一部である前庭小脳が発達段階にあり、刺激に対して脳が敏感なためです。乗りものに酔うかどうかは体質や体調など身体的な要因のほか、心理的な要因にも大きく左右されます。日ごろ乗りものに弱い人も、体調を整え、飲食や服装に気を配ったり、乗りもの内での過ごし方を工夫したりすることで、酔いを防ぐことが可能です。「酔いやすいのは体質だから」とあきらめずに、積極的なケアで快適な時間を過ごしましょう。
1988年埼玉医科大学卒業。帝京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科助手、ドイツ・マグデブルグ大学耳鼻咽喉科研究員、埼玉県立小児医療センター耳鼻咽喉科副部長、目白大学言語聴覚学科教授を経て、現職。日本耳鼻咽喉科学会専門医。著書に『【読む常備薬】図解 いちばんわかりやすいめまいの治し方: 「医師がすすめる名医」の最善・最短の治療法』(河出書房新社)『あぶない! 聞こえの悪さがボケの始まり: 「耳」を知る、治す、鍛える』(小学館)などがある。
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