熱中症とは、暑い環境のもとで引き起こされる体の障害の総称です。梅雨明けの蒸し暑い日などは、熱中症が起こりやすくなるので要注意!あなたの熱中症危険度をチェックして、適切な予防に役立てましょう。
1981年大阪教育大学大学院修了後、神戸大学医学部助手・助教授を経て、’97年より現職。この間、ペンシルバニア州立大学ノル生理学研究所客員研究員。温熱生理学、とくに体温調節機能の発育・老化のメカニズムを専門に研究。
私たちの体には暑い時、発汗や皮膚血管の拡張で皮膚からの放熱を促進して体温を一定に保つしくみが備わっています。熱中症は、この体温調節システムが破綻したり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたりすることで起こります。軽度~中等度では、めまい、立ちくらみ、筋肉のけいれん、倦怠感、吐き気、頭痛などが現れ、重症化すると意識障害やショック症状などが起こり、この場合、一刻も早く医療機関に運ばないとたいへん危険です。熱中症を予防するには、高温多湿の場所や風通しが悪い場所での運動や作業を控えるとともに、水分を十分に補給するこ とが大切です。子どもや高齢者は熱中症のリスクが高いので、日ごろから周囲の人が体調の変化などに気を配るようにしましょう。
日々の生活を振り返り、当てはまる答えをチェックしてください。
あなたの熱中症危険度をチェックします。