ここ数十年、アレルギー性疾患の患者数は年々増加しており、低年齢化も進んでいるといわれます。花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎のおもな要因は、スギ花粉などの飛散量の増加、住宅のダニの増加、排気ガスによる大気汚染、ストレス、食生活の変化などがあげられます。風邪もひいていないのに、突然、くしゃみや鼻水が出てきたら要注意。あなたもアレルギー性鼻炎にかかっているかもしれないのです。
アレルギーは、原因となるアレルゲンとの接触をできるだけ絶つことが克服のカギです。心当たりのある人は、日々の生活を見直してみて、症状の改善やケアの方法を探していきましょう。
1957年生まれ。'83年、秋田大学医学部卒業後、同医学部耳鼻咽喉科教室入局。山梨県立中央病院耳鼻咽喉科医長を経て、現在、はたの耳鼻咽喉科(東京都清瀬市)院長。
人間の体は、体内に侵入してくる異物に対して、それを排除しようとする免疫システムを持っています。アレルギー反応は、こうしたシステムの過剰反応といえます。アレルギーの原因に接触すると、それを撃退しようとする抗体が鼻の粘膜に作用し、鼻づまりやくしゃみ、鼻水などの症状を起こします。本来、自分を守ってくれるはずのシステムが、体にとって不都合な結果を引き起こしてしまうのです。
さて、あなたの体は不快な症状を感じてはいないでしょうか。チェック項目を確認してみて、適切な対処法を見つけましょう。
※このチェックは、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状があることを前提として、セルフドクター編集室が作成しています。
日々の生活を振り返り、当てはまる答えをチェックしてください。
あなたのアレルギー性鼻炎危険度をチェックします。