暑さで汗をかきやすい夏は、とりわけにおいが気になる季節。
自分のにおいが周りの人に不快感を与えているのでは? と不安な人も多いはず。
あなたのにおいの原因を知り、セルフケアで快適な毎日を過ごしましょう!
愛媛大学医学部医学科卒業。tenrai株式会社代表取締役医師。治療よりも予防を重視し、臨床現場において最新の分子整合栄養学やバイオロジカル医療・腸内フローラ研究などをもとにした予防医療、生活習慣病から終末期医療まで幅広く診療経験を積む。人と地球全体の健康を実現する「プラネタリーヘルスケア」をはじめ、最新のヘルスケア・ウェルネス情報をさまざまなメディアを通じ発信している。著書に『腸と森の「土」を育てる 微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)などがある。
「汗をかくとにおう」と思われがちですが、そもそも汗は99%が水分で、汗自体はにおいません。においの主な原因となるのは、皮膚にすみついている常在菌。皮脂成分と汗が常在菌によって分解されてできる酢酸などの成分などが、においの正体です。健康的な汗はさらさらしていてすぐに乾きますが、汗を分泌する汗腺の機能が低下すると、ミネラルを多く含んだべたついた汗が出ます。こうした汗は常在菌が繁殖しやすいため、においも強くなってしまうのです。現代は汗をかくことが減り、汗腺が衰えた人が多くなっています。加えてストレスや偏った食事などの悪い生活習慣があると、体内からにおいを強める原因となりますし、何らかの病気が原因で体臭や口臭が起こるケースもあります。その意味で、においは健康のバロメーター。このチェックを、生活習慣や健康状態を見直すきっかけにしてください。
日々の生活を振り返り、当てはまる答えをチェックしてください。
あなたのにおい度を診断します。