最近、疲れやすくなった、気分が落ち込みがちになったなど気になる症状はありませんか? 女性も男性も、40代を迎える頃になると、体と心に様々な不調が現れやすくなります。適切な対処でこの時期を乗り切るために、まずはあなたの更年期度をチェック!
産婦人科医。筑波大学医学専門学群卒業。国立国際医療センター、東京都職員共済組合青山病院、NTT東日本関東病院、ふれあい横浜ホスピタル、神奈川県立汐見台病院産婦人科産科副科長、医療法人倖生会身原病院を経て、現在 神奈川県立足柄上病院産婦人科非常勤医師。2018年より公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター研究員。『パワポ月経授業』(少年写真新聞社)、『13歳からの「恋とからだ」ノート』(新講社)、『保健体育のおさらい』(自由国民社)など著書多数。
閉経をはさんだ前後10年くらいを更年期といい、日本人女性の場合は40代半ば~50代半ばがこれに当ります。この時期は女性ホルモンの分泌量が急激に減ることで、心身に不調を感じやすくなります。男性の場合も男性ホルモンが大きく減少し始める40代くらいから、女性と似たような不定愁訴(しゅうそ)を訴える人が増え、女性よりやや高齢の50~60代に多いようです。ただし、こうした症状は個人差が大きく、その程度の強さも様々です。なかには更年期という自覚がないまま、不調を抱えて独り悩んでいる人も少なくありません。このチェックを手がかりに、更年期に起こりやすい症状を知り、毎日のセルフケアに役立ててください。なお、現在では更年期を専門に扱う「更年期外来」も増えているので、気になる症状がある人は早めに相談するとよいでしょう。
日々の生活を振り返り、当てはまる答えをチェックしてください。
あなたの更年期度を診断します。