季節の変わり目や、疲れがたまったときなどにできやすい「ものもらい」。「治ったと思ったら、また!」なんて方もいるのではないでしょうか?あなたのものもらい危険度をチェックして、目のセルフケアに役立ててください。
1984年順天堂大学医学部卒業後、京都府立医科大学大学院へ進み、医学博士、眼科専門医を取得。順天堂大学眼科学教室助手、ロチェスター大学(米国)、東京警察病院眼科副医長などを経て現職。順天堂大学眼科学教室非常勤講師、日本コンタクトレンズ学会常任理事。専門はコンタクトレンズ、角膜疾患(円錐角膜、ドライアイなど)。
ものもらいは、まぶたに急性の化膿性炎症が生じ、腫れや痛みなどの症状が起こるものです。一般的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」のことをいいますが、同じくまぶたにできる「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」というしこりなども含めて「ものもらい」と呼ぶこともあります。麦粒腫は、まぶたの毛穴などに黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの細菌が感染して起こり、目の周りの不衛生が一番の原因となります。よく目をこする人、前髪が目にかかる人、コンタクトレンズをしている人、アイメイクをしている人などは、とくに注意が必要です。また、体の免疫力が落ちているとできやすいので、何度も繰り返す人は生活スタイルを見直し、全身的な体調管理を心がけましょう。ものもらいは市販の抗菌目薬で対処できますが、治りにくい場合や痛みが強い場合は、眼科を受診してください。
日々の生活を振り返り、当てはまる答えをチェックしてください。
あなたのものもらい危険度をチェックします。