デリケートエリアの悩みは、なかなか相談しにくく、自分で何とかしようとする人が多いもの。でも、ときには間違ったケアで、症状を悪化させているケースもあるので注意が必要です。あなたは気になるかゆみの対策、できていますか?チェックして予防と改善に役立てましょう。
東京女子医科大学卒業。医学博士。日本産科婦人科学会認定医。母体保護法指定医。東京女子医科大学非常勤講師、都立大塚病院婦人科医長を経て現職。性と健康を考える女性専門家の会委員。
デリケートエリア、すなわち外陰部のかゆみは、女性がもっとも多く訴える悩みの1つです。代表的なものにカンジダ腟炎があります。カンジダはカビの一種で、外陰部は構造上蒸れやすいのでカビが発生しやすいのです。カンジダ腟炎になると、かゆみと共に分泌物が増えて豆腐カス状のものが出るのが特徴です。治療には抗真菌剤の腟錠があるので婦人科に相談してみてください。 また、デリケートエリアは下着やナプキンに接触したり、尿やおりもの、経血などが付着したりして、常に刺激にさらされているので、こうした刺激によるかぶれ(接触性皮膚炎)によってかゆみが引き起こされるケースも多くあります。多くは原因となっていることを取り除けば改善が見られます。早めに婦人科に相談しましょう。
日々の生活を振り返り、当てはまる答えをチェックしてください。
あなたの女性のデリケートエリアのかゆみ対策度を診断します。