骨の成分が減少し、骨折しやすくなった状態を骨粗鬆症(骨粗しょう症)と呼びます。原因は、カルシウム摂取不足、運動不足、性ホルモンの減少の3つがあげられます。極端な例ですが、宇宙飛行士は2~3週間の宇宙飛行で、骨量が極端に減少した、という例があります。また、女性は50歳前後の閉経期から、男性では70歳前後から性ホルモンが低下するといわれます。性ホルモンは骨が壊れることを防ぐ働きがあり、これらの低下が骨粗鬆症の発症に関与しているとも考えられているのです。骨粗鬆症は予防策がはっきりしているので、日常の健康づくりを心がけ、骨量の減少を最小限に食い止める努力をしていきましょう。
整形外科医・医学博士・スポーツドクター・医療法人社団BODHI理事長・JOC専任メディカルスタッフ(新体操)。横浜市立大学医学部卒業後、横浜市立大学附属病院、自治医科大学整形外科等を経て、2009年国立スポーツ科学センター医学研究部研究員に。JOC本部ドクターとして、日本代表選手団を数多くサポート、帯同。13~17年、横浜市立大学客員教授として在任。14年、Dr.KAKUKOスポーツクリニックを開院。「健康であることは美しい」をモットーに整形外科医・スポーツドクターとしてトップアスリートを支える傍ら、自身のクリニックでの一般診療の他、テレビ・雑誌などのメディアでも多数活動。著書に『体のコリがすべて消える 究極のストレッチ』(日経BP)など多数。
Dr.KAKUKOスポーツクリニック
https://www.dk-sc.com/
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