ストレスの多い現代、眠りに関する悩みを抱えている人はとても多いようです。「寝つきが悪く、布団に入ってから1時間は眠れない」、「夜中にいつも目が覚める」、「朝まだ暗いうちに目覚めてしまう」、「何時間寝ても寝た気がしない」。これらの症状が長く続いている方は「不眠症」かもしれません。睡眠は心の状態によっても左右されます。睡眠不足を感じている方は、この機会に不眠症度をチェックしてみましょう。
東京慈恵会医科大学卒業、同大学院医学研究科修了。スタンフォード大学などへ留学。東京慈恵会医科大学助手、北海道大学医学部講師を経て、調布・銀座・青山・札幌にスリープクリニックを開院。スリープドクターとして、テレビやラジオなど多くのメディアで活躍中。著書は『75歳までに身につけたいシニアのための7つの睡眠習慣』(サンクチュアリ出版)など。
睡眠不足を感じたり、眠れなくなってしまったりと、自分の意志ではコントロールできない不眠症ですが、なぜ不眠症になってしまうのでしょうか?
私たちは、自分の意志とは関係なく体の様々な機能をコントロールしています。それは「自律神経」が働いているからで、睡眠も自律神経の働きと深い関係があります。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあり、互いに協調して働いています。「体内時計」が自律神経をコントロールして、日中は主に交感神経が働き、夜間は副交感神経が働いて、睡眠と覚醒のリズムをつくり出しているのです。しかし、2つの神経のバランスが崩れると、夜になっても眠れない状態、すなわち「不眠症」になります。
あなたの睡眠は大丈夫でしょうか?さっそくチェックしてみましょう。