生理(月経)のトラブルには、月経不順や月経痛、月経前症候群(PMS)などがあります。月経前は乳房が張ったり、月経中は痛みを感じたりと、個人差はあっても多くの女性が体の変調を感じることでしょう。疲れやストレスなどによって症状が強くなる場合もありますから、生活改善で症状をやわらげる工夫も必要です。あなたは生理(月経)のトラブルを抱えていませんか。以下の項目をチェックしてみてください。
産婦人科医。筑波大学医学専門学群卒業。国立国際医療センター、東京都職員共済組合青山病院、NTT東日本関東病院、ふれあい横浜ホスピタル、神奈川県立汐見台病院産婦人科産科副科長、医療法人倖生会身原病院を経て、現在 神奈川県立足柄上病院産婦人科非常勤医師。2018年より公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター研究員。『パワポ月経授業』(少年写真新聞社)、『13歳からの「恋とからだ」ノート』(新講社)、『保健体育のおさらい』(自由国民社)など著書多数。
女性の体は、女性ホルモンの影響で変化します。8~11歳ぐらいになると、女性ホルモンの分泌が始まって、女性としての体の基礎ができる思春期に入ります。生理(月経)の周期は、25~38日。この範囲をはずれる場合は月経不順です。若いころにはよくあることですが、排卵のない月経や一時的に無月経になるケースもあるので注意しましょう。
20歳ごろから成熟期に入り、女性ホルモンの分泌が盛んになって妊娠・出産をしてもよい時期になります。その後、女性ホルモンの分泌量は徐々に減少し、40代後半からは卵巣の機能が衰え始め、更年期を迎えるわけです。
月経前になるとイライラしたり、集中力がなくなったり、また、月経中に頭痛や腰痛を感じるなど、不快な症状がある人も多いようです。そういう人はとくに自分の生理(月経)の症状をよく知り、月経に関する知識を得て対処できるようにしておきましょう。
日々の生活を振り返り、あてはまる答えをチェックしてください。
あなたの生理(月経)症状を診断します