「最近、仕事に集中できない」「疲れが取れない」といった心身の悩みがあるのなら、もしかすると男性の更年期障害、LOH症候群かもしれません。女性だけでなく、男性にも更年期障害はあります。まずはあなたの更年期障害(LOH症候群)の危険度をチェックしてみましょう。
日本医科大学卒業。医学博士。日本医科大学付属病院、三井記念病院などを経て、1992年に「マイシティクリニック」を開業。2024年より現職。2014年から東京医科大学地域医療指導教授として医学生の教育にもかかわる。「テストステロン」の研究者として、「熟年期障害」の治療、高齢者の健康を守る取り組みを数多く実践している。著書に『こっそり治す「夜間頻尿」人に言いづらい悩みを泌尿器科の名医が解決!』(ワニブックス)などがある。
男性更年期障害は、本人にも周囲にも認知度が低いため、人知れず悩み、適切なケアを受けていない人も多く見られます。男性更年期障害の大きな要因となるのが男性ホルモンの一種、テストステロンの低下です。テストステロンの分泌量の低下によって心身に様々な症状が表れた状態をLOH症候群と呼びます。LOH症候群では、筋力低下や体の痛み、異常発汗、肥満、性欲の減退といった症状に加え、元気が出ない、興味や意欲が失われる、集中力や記憶力の低下といった心の症状も見られます。テストステロンは20代をピークに加齢に伴い減少し、さらに、ストレスによっても分泌量が低下します。つまり、成人男性の誰もがLOH症候群に悩まされる可能性があるということです。
このチェックリストは、自分の心身が今どのような状態にあるかを探るものです。当てはまる項目が多かったり、つらいと思っている症状に該当する項目があったりしたら、早めに医師に相談しましょう。
日々の生活を振り返り、当てはまる答えをチェックしてください。
あなたの男性更年期障害(LOH症候群)危険度をチェックします。