虫歯と歯周病は、現代人の歯の2大疾患です。とくに歯周病は40歳以上の日本人の約8割が罹患しているといわれ、成人が歯を失う主な原因となっています。また最近の研究では、歯周病が全身の健康にも影響し、糖尿病や動脈硬化症などさまざまな病気の原因となったり、病気の症状を悪化させたりすることもわかってきました。お口の健康を守ることは、全身的な健康管理のうえでも大切です。ぜひ、あなたのお口の健康度をチェックしてみましょう。
2000年日本大学歯学部卒業、歯学博士。04年日本大学歯学部、08年Toronto Rehabiritation Institute留学、11年日本大学歯学部摂食機能療法学講座兼任講師などを経て、13年寺本内科歯科クリニック開業。日本摂食嚥下リハビリテーション学会、日本老年歯科医学会所属。
虫歯も歯周病も、歯に付着したプラーク(歯垢)に含まれる細菌が原因で起こります。そのため予防には、歯磨きによる歯垢の除去(プラークコントロール)が欠かせません。同時に、口の中を細菌が繁殖しやすい環境にしないこと、体の免疫力を低下させないことも重要です。適切なオーラルケアに努め、いつまでも健やかな歯を保っていきましょう。
日ごろの生活を振り返り、当てはまる答えをチェックしてください。あなたのお口の環境健康度を診断します。