夜間の急な高熱など、子どもの発熱時に慌てずに対処できる自信はありますか?体が未発達な小さな子どもほど、ちょっとしたことですぐ熱を出します。現在、子育て中の方や日ごろ子どもに接する機会の多い方は、ぜひ子どもの発熱対策チェックを!
2007年 秋田大学医学部卒。淀川キリスト教病院にて初期研修、河北家庭医療学センターにて後期研修を行う。亀田ファミリークリニック館山 FDフェローシップ修了。日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療専門医・指導医・プログラム責任者。日本専門医機構総合診療専門研修特任指導医・プログラム責任者。家庭医療を軸に、地域の中で内科、小児科、老年医学、緩和ケア、リハビリ、在宅医療等を幅広く提供している。
子どもの発熱は、体を細菌やウイルスから守る防御反応の1つで、それ自体は悪いものではありません。また、熱の高い低いと病気の重症度は必ずしも一致しないので、子どもが高熱を出したからといって慌てずに、落ち着いて様子をよく観察することが大切です。食欲、機嫌、呼吸の状態などは、特に重要なチェックポイントといえます。
子どもの急な発熱に備えるためには、元気な時の平熱を把握しておくことも大切です。子どもは体温調節機能が未熟なうえ外気温に影響されやすいため、病気以外でも室温が高かったり厚着をしたりすれば体温は上がりますし、運動や食事の後、入浴後、眠い時などにも体温は高くなります。子どもの熱を測る時はこうした状況を避け、朝、昼、晩と時間を置いて何度か繰り返し測定するようにしてください。病院を受診する際は、子どもの発熱の状態とともに熱以外の症状と経過を詳しく医師に伝えるようにしましょう。
日々の生活を振り返り、当てはまる答えをチェックしてください。あなたの子どもの発熱対策度を診断します。