寒くて空気が乾燥する冬場は、かぜやインフルエンザの流行シーズン。
軽いかぜでも無理をしてこじらせてしまうと、思わぬ合併症を招くこともあるので要注意です。かぜを寄せつけない生活習慣や、かかった場合の対処法を知り、冬を乗り切りましょう。
1948年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部卒業。同医学部総合診療科教授を経て東京臨海病院副院長歴任。順天堂大学医学部客員教授。
「かぜは万病のもと」といわれるように、かぜが長引くと体の抵抗力が落ち、そこに別の細菌などが感染して肺炎や気管支炎、中耳炎などの合併症を引き起こすことがあります。抵抗力の弱い乳幼児や高齢者、基礎疾患のある人はかぜをひきやすく、こうした合併症を招きやすいので注意が必要です。高齢者の合併症としては肺炎がよく見られますが、お年寄りははっきりした症状が現れにくい傾向があるため、早期発見ができずに重症化してしまうケースが少なくありません。家族や周囲の人は、食欲が落ちていないか、いつもと比べて元気はどうかなどに気をつけ、異変を感じたら早めの受診を促しましょう。かぜを予防するには、日ごろから体の抵抗力を高めておくことが大切です。外出後のうがいや手洗いといった、ちょっとした心がけも忘れないようにしましょう。
日々の生活を振り返り、当てはまる答えをチェックしてください。
あなたのかぜ危険度をチェックします。