防災・災害対策に女性の視点をプラス!今日からできる知恵がいっぱい

日本各地で大きな被害をもたらす自然災害が発生し、「防災」の必要性を強く感じる一方、具体的に何をしていいか分からないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、避難所での女性の声を踏まえた“実際に役立つ災害対策”について、ママプラグ理事の冨川万美さんに教えていただきました。

防災・災害対策ポイント1 食品や日用品は切らす前に買い足す!

食品や日用品は切らす前に買い足す!

日常生活において防災を意識する

防災と聞くと、普段の生活にプラスαで何かを行ったり、お金や時間がかかったりして大変そうと思われがちです。しかし、「日常生活に少し工夫をするだけでも災害対策になります」と冨川さん。
例えば、普段から使っている食品や日用品を切らさないようにするだけで、災害時のストックになると言います。市販の「防災セット」を備えることもよいですが、普段使っていないものは、どこに置いたか忘れたり、中身の使い方が分からなかったりすることも。「普段から使っている物こそ、災害時に本当に役立つアイテムとして活用できます」。

<防災を習慣にするコツ>
□ 日頃から使っている物は切れる前に買い足す。
□ ガラスが飛び散らないようレースカーテンを閉めておく。
□ 災害時に逃げやすいよう常に玄関を整理整頓しておく。
□ ベッドの周りに落下物を置かない。
□ 外出先では非常口を確認する。


こうしたことを習慣化するだけで、防災力はグンと高まります。防災を日常の延長にあるものとして取り組んでみましょう。

<防災おすすめアイテム>
●炊飯袋

炊飯袋

ガスや電気がストップしても大丈夫!
米と水を入れた炊飯袋を、カセットコンロで沸騰させた鍋に入れて煮るだけ。自宅の米と水を切らさなければ、災害時にもご飯が食べられます。

防災・災害対策ポイント2 生活に欠かせない物は常に携帯する

生活に欠かせない物は常に携帯する

普段使っている物が災害時に自分を保つ支えに
災害発生時は、食料など「生きるために必要な物」さえあればと考えがちですが、避難所の暮らしに慣れてくると「日常生活に必要な物」がないことが大きなストレスに。そのため冨川さんは「災害時の生活もできるだけ日常に近づけることが、心身共に健康でいるためのコツ」とし、自分の生活に欠かせない最低限の物は外出時も携帯することを勧めます。「自分にとって必要な物が、他の人も同じように必要とは限りません。そういう物は避難所で要望しづらいので、自分で備えておくようにしましょう」。

<冨川さんの携帯用ポーチの中身を公開!>
普段の生活を振り返り、自分にとって欠かせない物は何かを考えてみましょう。基本的な防災アイテムにそれらを加えて、ポーチを自分用にカスタマイズしてください。

冨川さんの携帯用ポーチの中身を公開!

<ピックアップ>
●生理用品

生理用品

生理用品は女性の必需品です。忘れずに備えておきましょう。

●保湿クリーム

保湿クリーム

乾燥肌の人は保湿クリームも大切です。避難所では肌がボロボロになるのが一番きつかったという声も聞かれました。

●化粧品サンプル

化粧品サンプル

化粧水や乳液などの化粧品サンプルは非常時のスキンケアアイテムとして重宝しますよ。

<携帯おすすめアイテム>
●アロマオイル

アロマオイル

におい問題を解決!
避難所生活において、においは大きな問題の1つ。少しでもリラックスできるような工夫も大切です。

●整腸薬

整腸薬

厄介なお腹のトラブルに
避難所では子どもや高齢者の便秘や下痢などが多く、整腸薬をのんでいる人も少なくありませんでした。

自分の身は自分で守る!

災害時に「避難所に行けばなんとかなる」という考えは禁物です。「避難所は決して満足できる環境ではなく、半壊状態でも自宅に戻るという被災者は少なくありません」と冨川さん。だからこそ、自宅の備えを充実させるなど「自分の身は自分で守る」という意識が大切です。防災をつらくて大変なことと身構えず、日常でできる備えから始めてみてはいかがでしょうか。


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監修プロフィール
NPO法人 ママプラグ理事 とみかわ・まみ 冨川 万美 さん

東日本大震災の際、被災されたママたちの支援活動を通して「備える」ことの必要性を実感し、防災事業を開始。日常生活の中で災害対策を行う「アクティブ防災」など情報発信や啓発に力を注いでいる。

監修プロフィール
NPO法人 ママプラグ理事 とみかわ・まみ 冨川 万美 さん

東日本大震災の際、被災されたママたちの支援活動を通して「備える」ことの必要性を実感し、防災事業を開始。日常生活の中で災害対策を行う「アクティブ防災」など情報発信や啓発に力を注いでいる。

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