舞茸と厚揚げの麻婆煮

【ベジ薬膳 レシピ12】
舞茸と厚揚げの麻婆煮




調理時間:20分



材料(2人分)


●舞茸……大1株(120g)
●豚ひき肉……100g
●厚揚げ(絹)……150g
●長ねぎ……10cm(35g)
●にんにく……1かけ
●しょうが……1かけ
●豆板醤……小さじ1
●しょうゆ、みそ……各大さじ1/2

●【A】水……150mL
●【A】酒、オイスターソース……各大さじ1
●片栗粉……大さじ1/2(水大さじ1で溶いておく)
●ごま油……大さじ1
●ラー油、花山椒……お好みで



下ごしらえ


厚揚げは1cmの厚さの一口大に切る。

舞茸は食べやすい大きさにほぐし、根元の固い部分は薄切りにする。長ねぎ、にんにく、しょうがはみじん切りにする。厚揚げは1cmの厚さの一口大に切る(a)。【A】を合わせておく。


作り方


フライパンにごま油、にんにく、しょうが、豆板醤を入れて弱めの中火で熱し、香りが出たら、豚ひき肉を加えて炒める。焼き色がつくまでしっかり炒めたら、しょうゆ、みそを加えて全体になじむまでよく炒める。

 ①フライパンにごま油、にんにく、しょうが、豆板醤を入れて弱めの中火で熱し、香りが出たら、豚ひき肉を加えて炒める。焼き色がつくまでしっかり炒めたら、しょうゆ、みそを加えて全体になじむまでよく炒める(b)。

 
②舞茸を加えて混ぜ、全体に油が回ったら具材を広げて時々混ぜながら、しんなりするまで炒める。【A】、厚揚げを加え、煮立ったらふたをして弱火で5分煮る。

火を止めて具材を片側に寄せ、空いたところに水溶き片栗粉をよく混ぜてから回し入れる。


③火を止めて具材を片側に寄せ、空いたところに水溶き片栗粉をよく混ぜてから回し入れる(c)。煮汁を手早く混ぜ合わせ、片栗粉が均一に溶けたら、全体を混ぜ合わせて長ねぎを加え、中火にかけて混ぜながら30秒ほど煮立てる。器に盛り、お好みでラー油をかけ、花山椒を振る。


アドバイス


● 厚揚げは崩れにくいので、薄切りにして味のなじみをよくします。

● よく炒めた豚肉に、みそとしょうゆを加えて炒め合わせることで、香ばしさと香りを出します。
水溶き片栗粉は火を止めてから加えることで、だまになりにくくなります。



今回の主役ベジ「舞茸」


舞茸

様々なきのこが旬を迎える秋。食物繊維が豊富なきのこ類を腸活に役立てましょう。きのこ類に豊富なβ-グルカンという食物繊維の一種には、免疫力を高める作用もあります。今回の主役・舞茸は、腸の巡りをよくして気を補う働きがあります。空気の乾燥により大腸が乾きやすい季節に、腸の巡りをサポートします。大豆の良質なタンパク質がギュッと詰まったコクのある厚揚げと組み合わせて、食べ応えのある一皿に。



監修プロフィール


料理家・国際中医薬膳師 齋藤 菜々子(さいとう・ななこ)

料理家・国際中医薬膳師

齋藤 菜々子 (さいとう・ななこ)

飲食店経営の両親の元育ち、大学卒業後一般企業に就職。忙しい日々の中で食事が心身の充実につながることを実感し、料理の道を志す。料理家のアシスタントを務めながら日本中医食養学会・日本中医学院にて中医学を学び、国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使った作りやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案。書籍・雑誌・企業へのレシピ提供、イベント出演など活動中。著書に『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)等がある。