【メンズスキンケアのやり方は?男性も30代からシミ・シワ・たるみ対策を始めよう】
鏡を見た時に、ふと「なんだか老けたかも…」と感じる瞬間が増えていませんか? シミやシワ、たるみが気になり始めても、「スキンケアって何から始めればいいの?」と、戸惑う方は少なくありません。実は、ポイントを押さえればメンズスキンケアは決して難しいものではありません。30代から始める、男性のためのシミ・シワ・たるみ対策をチェックしていきましょう。
●男性のシミ・シワ・たるみ対策のポイント
➀紫外線による「光老化」を防ぐ
シミ・シワ・たるみの原因の8割は、紫外線がもたらす老化現象「光老化」です。紫外線はメラニン色素を過剰に生成してシミの原因になる他、肌の弾力やハリを支えるコラーゲンやエラスチンを減少させ、シワやたるみを引き起こします。紫外線を無防備に浴びてしまいがちな男性こそ、毎日のUVケアが大切です。
➁バリア機能を低下させる「摩擦」を防ぐ
肌には外部からの刺激や異物の侵入を防ぎ、内部からの水分蒸発を防ぐ「バリア機能」が備わっています。このバリア機能を弱める大敵は「摩擦」です。洗顔で顔をゴシゴシこするなど、誤ったスキンケアをしていませんか? 実は男性のほうが女性よりもバリア機能が低下しやすいといわれています。毎日の洗顔やひげそりは摩擦を防ぐことを意識し、適切な保湿ケアをプラスして肌のバリア機能を高めましょう。
まずはここから始めましょう! メンズスキンケアのポイントをお伝えします。
●洗顔
➀洗顔はゴシゴシこすらず、「泡で優しく洗う」のがポイント。洗顔フォームや石けんはよく泡立ててから顔につけ、泡をつぶさないくらいの力で洗います。泡立てネットや、泡で出るタイプの洗顔料を使えば泡立ても時短できます。
➁すすぎは、こすらないように注意しながら、髪の生え際まで十分に泡を落とします。洗顔後のタオルドライも、こすらずポンポンと優しく顔を押さえるように拭きましょう。
●ひげそり
➀ひげそりは専用の助剤(シェービングフォーム)を使うのが鉄則です。石けんや洗顔フォームは肌への保護作用が低いのでNG! 電気シェーバーにも専用の助剤があるので使いましょう。
➁カミソリは優しく押し当ててゆっくりと、ひげの生えている方向に沿ってそるのが肌を傷めないポイントです。電気シェーバーは肌への押しつけ過ぎに注意して。
●保湿ケア+レチノール
➀保湿の基本は、化粧水で肌の水分を補い、乳液またはクリームの油分でふたをして水分を逃さないことですが、男性の場合、Tゾーンのテカリが気になるなら、Tゾーンは化粧水だけでOK。乳液やクリームは、カミソリ負けや乾燥が起きやすいUゾーンだけにプラスするなど、自分の肌の状態に合わせましょう。
➁シミ・シワ・たるみ対策におすすめなのが「レチノール」というビタミンAの成分が入ったクリームや美容液です。レチノールは光老化に対して有効であることが科学的に分かっており、スキンケア初心者の男性でも効果が実感しやすい成分です。スキンケアアイテムに取り入れてみましょう。他にも「ナイアシンアミド(ビタミンB3)」も有効です。
※レチノールは紫外線によって分解・劣化されやすく効果が薄れるため、夜のスキンケアのみに使用しましょう。
※レチノールには光感受性があり、紫外線に対して肌が敏感になります。日中は日焼け止めで紫外線対策を必ず行ってください。
●UVケア
➀シミ・シワ・たるみ対策で最も大切なのが「日焼け止め」。日焼け止めはSPF(紫外線保護指数)を重視しがちですが、それよりも実は気にしたいのが耐水性です。特に夏は汗で日焼け止めが落ちやすいため、ウォータープルーフ(防水・耐水性)の日焼け止めを選び、朝にしっかり塗ってから出かけましょう。
➁年齢が出やすい首元にもUVケアは必須です。首のシワは横向きに走っているため、シワに沿って横向きに塗ると浸透力がアップします。日焼け止めだけでなく、毎日の化粧水や乳液も首元まで塗る習慣をつけましょう。
監修プロフィール
こばとも皮膚科 院長
小林 智子先生(こばやし・ともこ)
日本医科大学医学部を卒業後、名古屋大学皮膚科に入局。その後、同大学大学院博士課程を修了。2015年よりアメリカのNorthwestern大学でポストマスターフェローとして皮膚科の臨床研究に従事し、帰国後は同志社大学アンチエイジングセンターにて糖化についての研究を行う。これらの経験を活かし「ドクターレシピ」というプロジェクトの監修も務め、医学的な立場から食事と健康に関するレシピや情報を発信している。著書に『皮膚科専門医が教える メンズスキンケア パーフェクトガイド』(法研)、『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』(WAVE出版)など。