自律神経失調症 症状チェック

自律神経失調症 症状チェック。自律神経失調症に悩む男性のイメージ写真

自律神経失調症とは、脳が受けたストレスによって、自律神経のバランスが崩れて(失調して)、内臓がうまく機能しなくなった状態のこと。自律神経はあらゆる臓器とつながっているため、動悸、立ちくらみ、ふらつき、発汗過多、血圧上昇(変動)、下痢や便秘、片頭痛、肩こり、手足の冷え、疲れやすい…など全身に様々な症状が起こります。肩こりや手足の冷えなど、1つひとつはよくある不調に思えますが、複数の症状が同時に3カ月以上続いている場合は、自律神経失調症の可能性があります。ここ3カ月の体調を振り返ってチェックしてみましょう。

監修プロフィール
渡辺クリニック 院長 わたなべ・まさき 渡辺 正樹 先生

神経内科認定医、医学博士。1985年、名古屋大学医学部卒業後、名古屋第一赤十字病院の副部長等を経て、エスエル医療グループに参加し、認知症・動脈硬化・自律神経失調症・脳卒中などの神経に関する疾病を専門とする渡辺クリニックを開業。自律神経失調症でもあるOD(起立性調節障害)をはじめ、自律神経にかかわる多くの疾患および臨床を担当。


自律神経失調症 症状チェック

脳が受けるストレスには、人間関係や仕事の悩みなど「精神的ストレス」だけでなく、夜型生活、運動不足、時間に追われる生活等によって体が受ける「身体的ストレス」もあり、どちらも自律神経失調症の原因になります。脳の疲労は「不安」という形で現れ、強くなると神経症(ノイローゼ、不安障害)を引き起こしますが、普段は自律神経が脳の受けたストレスを遮断し、内臓をストレスから守っています。しかし、脳の不安状態が続くと自律神経が耐えられる限界を超え、バランスが崩れてストレスが内臓に伝わり、ついには内臓にも様々な疲労症状が現れます。

脳・自律神経・内臓の関係をテレビに例えると…コンセント(脳)の故障のみで留まれば、不安や神経症。その影響で電線(自律神経)が故障し、テレビ(内臓)がうつらない状態になると、自律神経失調症といえる。

これからチェックする項目は、一過性であれば脳の疲労(不安)が原因で起きている場合もありますが、複数の症状が3カ月以上続いている場合は、自律神経失調症の可能性があります。
自律神経失調症については疾患ナビ「自律神経失調症」も併せてお読みください。

チェックスタート!

あなたの過去3カ月間の体調を振り返り、当てはまる答えをチェックしてください。
あなたの自律神経失調症の注意度をチェックします。

  • 1 頭痛や頭が重いと感じることが多い
  • 2 耳鳴りやめまいがしばしば起きる
  • 3 立ちくらみ、ふらつきがしばしば起きる
  • 4 安静にしていても、急にドキドキと動悸が激しくなることがある
  • 5 胸が締め付けられたり、息苦しくなったりすることがある
  • 6 息切れしやすい
  • 7 下痢をしやすい
  • 8 便秘をしやすい
  • 9 胸やけ、胃もたれ、胃の痛み、吐き気など胃の調子がよくない
  • 10 食欲がない
  • 11 手足が冷えることが多い
  • 12 手足のしびれ、痛みを感じることがある
  • 13 異常に汗をかくことがある
  • 14 体が急に熱くなったり冷たくなったりする
  • 15 慢性的な肩こりや首筋のこりがある
  • 16 寝つきが悪い
  • 17 寝起きが悪い、または起きたばかりなのに疲れや倦怠感がある
  • 18 だるくて、疲れやすい
  • 19 不安、憂鬱な気持ちになることが多い
  • 20 些細なことでイライラすることが多い
  • 性別
  • 年齢

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