のど(咽頭:いんとう、喉頭:こうとう)の痛みの原因には、大きく分けて「感染症(特にウイルス感染)」「のどへの負担」「それ以外の病気」があります。のどの痛みが続く、飲み込む時に痛いなど、症状によっては医療機関への受診が必要な場合もあります。このチェックリストで、のどの痛みと全身の症状や普段の生活を振り返り、受診やセルフケアに役立ててみてください。
ボイスクリニックなど声に特化した外来で、のどの病気や声にまつわる疾患、悩みについての治療、指導を行う。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医・耳鼻咽喉科専門医研修指導医、日本頭頸部外科学会頭頸部がん専門医、日本気管食道科学会認定気管食道科専門医、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医、日本音声言語医学会認定音声言語認定医、痙攣性発声障害ボトックス施行医。共著に『誤嚥性肺炎を自力で撃退するNo.1療法』(マキノ出版)。
1.のどの痛みの主な原因
のどの痛みの原因で最も多いのは、ウイルスや細菌への感染です。ウイルスの場合は咳や鼻水など、体の他の症状が同時に出ることが多く、細菌感染では扁桃(へんとう)が腫れることが多いという特徴があります。
他に、大声を出した、乾燥した環境にいた…など、生活や環境の原因が明らかな場合は、のどへの負担によって炎症を起こした可能性が考えられます。また、感染症以外の病気が原因のこともあります。例えばのどの腫瘍の他、アレルギー性鼻炎や逆流性食道炎など、「のど」が直接の原因ではない疾患によって、のどが痛くなることもあります。
2.のどの痛みで受診する目安
感染症によるのどの痛みであれば、通常は1週間ほどで改善します。しかし、のどの痛みが1週間以上長引いたり、徐々に悪化したりしている場合は、医療機関を受診して原因を特定し、適切な治療を受けるようにしてください。
3.すぐに受診すべき、のどの症状
なお、以下のような強い症状は、窒息の危険があり緊急性の高い病気「急性喉頭蓋炎(こうとうがいえん)」や「喉頭浮腫(こうとうふしゅ)」などの可能性があります。急激に悪化するため、すぐに救急外来や耳鼻咽喉科を受診してください。
・激しいのどの痛み
・急激に悪化している
・息苦しい
・唾液を飲み込めない(よだれが出る)
・のどの奥が大きく腫れている
・呼吸する時にヒューヒューという音がする
・声がくぐもる
・水分が摂れない
これらの症状が1つでもあれば、このチェックの結果にかかわらず救急対応が必要です。
のどの痛みについては、疾患ナビ「のどの痛み」も参考にしてください。
各項目について、当てはまる答えをチェックしてください。のどの痛みの注意度をチェックします。