咳は、気道に入り込んだ異物や、痰などの分泌物を体外へ排出する、気道を清浄に保つための防御反射です。物理的・化学的な刺激、冷気や乾燥した空気、病気などによって起こり、その原因は様々。中には、重大な病気が背景にあり救急対応が必要になる場合もあります。
咳が長引く、息苦しさを伴うなど、気になる症状がある場合は、20項目のチェックリストで咳の注意度を確認してみましょう。結果を体調の把握に役立て、状況に応じて適切に対処してください。
呼吸器専門医、アレルギー専門医、喘息専門医、がん治療認定医、総合内科専門医。一般社団法人日本フィトセラピー協会顧問、NPO法人日本融合医療研究会名誉理事長、NPO法人日本メディカルハーブ協会名誉理事・顧問、NPO法人心とからだの研究会顧問。東京女子医科大学第一内科(呼吸器内科)、東京都職員共済組合青山病院などを経て現職。在宅分野には2001年から現在まで携わり、在宅訪問を厚生労働省や各医療機関のモデルケースになるまで成長させた実績をもつ。大正健康ナビの特集「アロマでセルフケア」も監修。
咳は、かぜや気管支炎、ぜんそく、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などといった呼吸器の病気だけでなく、アレルギーや胃食道逆流症(GERD)など様々な病気の症状として現れます。
咳の出やすい時間帯は原因によって異なりますが、特にぜんそくや咳ぜんそくには、夜間から早朝、運動時などに症状が悪化しやすいという特徴が見られます。夜間や早朝に咳が続くと睡眠の質も低下し、日常生活に支障を来す場合もあります。また、咳はお腹などの筋肉が強く収縮することによって起こることから、体力が奪われるだけでなく、筋肉痛や筋膜炎、肋骨の疲労骨折を起こすケースも見られます。
咳で医療機関を受診する目安
軽度の咳であれば、多くの場合短期間で改善していきます。しかし、咳の原因はいろいろあるので、咳が長引く、徐々に悪化している、他の症状も見られるといった場合は、医療機関を受診して原因を特定し、適切な治療を受けるようにしましょう。血痰が見られる場合は早めに医療機関を受診してください。大量の喀血や、喀血に強い息苦しさを伴う場合、強い息苦しさ、意識障害、チアノーゼ、会話困難、突然の強い胸痛がある場合は、救急対応が必要です。特に大量喀血は、窒息リスクもあり緊急性が非常に高い状態です。
咳については、疾患ナビ「咳」も参考にしてください。
各項目について、当てはまる答えをチェックしてください。咳の注意度をチェックします。