骨粗鬆症の対策

5年に一度の定期検査で早期発見を

骨粗鬆症は、できるだけ早い段階で気づき、治療して骨折しにくい状態にすることが大切です。女性は40歳前後、男性は60歳前後で一度、骨密度の検査を受けましょう。もともと女性はPBM(ピークボーンマス:最大骨量)が低いので、30代で自分のPBMを測っておくことも大切です。骨密度は、整形外科やレントゲン撮影装置のある医療機関などで測定できます。その後の定期検査は5年に一度、女性は50代で急激に低下が進むので、2〜3年に一度、骨粗鬆症と診断された人は半年に一度が目安です。


「生活指導」と「薬物療法」が治療の基本

検査で骨粗鬆症と診断された人や、つまずきや転倒などで骨折した人は、骨粗鬆症の治療を始めましょう。ただし、治療で骨折が治ったとしても骨粗鬆症が治るわけではありません。今後の骨折を予防するためにも自己判断で治療を中止せず、医師の指示に従って少なくとも2〜3年は継続することが大切です。骨粗鬆症の治療は、「生活指導」と「薬物療法」を同時に行います。

  • 骨粗しょう症の治療①:生活指導
     骨量を増やすための食事や運動を積極的に取り入れる。禁煙する、過度な飲酒も控える。
  • 骨粗しょう症の治療②:女性ホルモン補充療法(HRT)
     HRTを受けている人は、骨量減少が遅く、骨折率が4割減少するという報告もある。
  • 骨粗しょう症の治療③:薬物療法
     60代ではHRTの代わりにSERMという、女性ホルモンを骨にのみ作用するようにしたものも使用するとよい。また、60代以上では、活性型ビタミンD₃製剤やテリパラチドなどの「骨をつくる作用を助ける薬」や、ビスフォスフォネート製剤などの「骨を壊す作用を抑える薬」などを用いる。


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監修プロフィール
対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座・新宿理事長 つしま・るりこ 対馬 ルリ子 先生

産婦人科医・医学博士。1984年弘前大学医学部卒業後、東京大学医学部産婦人科学教室助手、東京都立墨東病院総合周産期センター産婦人科医長などを経て、2002年に「ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック」を開院。女性のための総合医療を実現するためにNPO法人「女性医療ネットワーク」を設立(現理事長)。様々な情報提供、啓発活動、政策提言などを行っている。

監修プロフィール
対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座・新宿理事長 つしま・るりこ 対馬 ルリ子 先生

産婦人科医・医学博士。1984年弘前大学医学部卒業後、東京大学医学部産婦人科学教室助手、東京都立墨東病院総合周産期センター産婦人科医長などを経て、2002年に「ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック」を開院。女性のための総合医療を実現するためにNPO法人「女性医療ネットワーク」を設立(現理事長)。様々な情報提供、啓発活動、政策提言などを行っている。

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