【ベジ薬膳 レシピ02】
かぼちゃのカレーそぼろ煮
調理時間:15分
(レンジ加熱の時間を除く)
●かぼちゃ……1/4個(350g)
●合いびき肉……150g
●玉ねぎ……1/2個
●にんにく……1かけ
●酒……大さじ1
●ローリエ……1枚
●【A】水……150mL
●【A】トマトケチャップ……大さじ1と1/2
●【A】中濃ソース……大さじ1
●【A】しょうゆ、カレー粉……各小さじ2
●粗びき黒こしょう……適量
かぼちゃは種とわたを除き、食べやすい大きさで、1.5cmの厚さに切る(a)。玉ねぎは粗みじん切り、にんにくはみじん切りにする。
①フライパンにオリーブオイル(分量外)、にんにくを合わせて中火で熱し、香りが立ってきたら合いびき肉、玉ねぎを加えて炒める。ひき肉の色が変わったら酒を振り、玉ねぎがきつね色になるまで炒める。
②かぼちゃを加えて炒め合わせ、【A】と、折り目をつけたローリエを加える(b・c)。さっと混ぜ、煮立ったらふたをして弱火で6分加熱する。器に盛り、粗びき黒こしょうを振る。
● かぼちゃが硬い場合は、レンジで40秒ほど加熱すると切りやすくなります。刃先を押さえ、「てこの原理」で押し切るのが(a参照)楽に切るコツです。
● カレー粉が味のポイント。かぼちゃの甘さと相性がよく、体を温める効果が高まります。
● 臭み消しのローリエは、真ん中を少し折ると香りが立ちやすくなります。
かぼちゃは、血流を改善するビタミンEと、抗酸化作用のあるβカロテンの含有量が、野菜の中でもトップクラス。薬膳では「温性」という、体を温めてくれる野菜です。また胃の働きを助けて、疲労を回復してくれます。寒さで血流が滞り、疲れがちな真冬の主役に、ぜひいただきましょう。ずっしりと重く、皮の緑色が濃いものを選びます。
監修プロフィール
料理家・国際中医薬膳師
齋藤 菜々子 (さいとう・ななこ)
飲食店経営の両親の元育ち、大学卒業後一般企業に就職。忙しい日々の中で食事が心身の充実につながることを実感し、料理の道を志す。料理家のアシスタントを務めながら日本中医食養学会・日本中医学院にて中医学を学び、国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使った作りやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案。書籍・雑誌・企業へのレシピ提供、イベント出演など活動中。著書に『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)等がある。