【ベジ薬膳 レシピ06】
セロリと豚肉、卵のエスニック炒め
調理時間:15分
●セロリ……1本(140g)
●豚バラ薄切り……120g
●卵……2個
●塩……少々
●にんにく……1かけ
●【A】ナンプラー……小さじ2
●【A】オイスターソース……小さじ1
●サラダ油……小さじ2、小さじ1
●粗びき黒こしょう……適量
セロリは筋を除いて(a)、茎は乱切り、葉はざく切りにする。卵は塩を加えて溶いておく。にんにくはみじん切りにする。豚肉は4cmの長さに切る。
① フライパンにサラダ油小さじ2を入れて強めの中火で熱し、卵を加えて手早く混ぜ、半熟のうちに取り出す(b)。
② ①のフライパンをペーパータオルでさっと拭き、サラダ油小さじ1、にんにくを合わせて中火にかける。豚肉を加えて炒め、豚肉の色が変わったらセロリの茎を加えて1~2分ほど炒める。セロリの葉、【A】を加えて混ぜ、火を止めて卵を戻し入れてさっと混ぜる。
③ 器に盛り、粗びき黒こしょうを振る。
● セロリは筋を除くことで食感がよくなります。
● 卵は半熟のうちに取り出しておくと、ふんわりと仕上がります。
● セロリの茎と葉は退色しやすいので後から入れ、炒め過ぎないのが色鮮やかに仕上げるコツです。卵は半熟のうちに取り出しておくと、ふんわりと仕上がります。
セロリの豊かな香りには、ストレスを和らげるリラックス効果があり、まるで“食べるアロマ”のような野菜です。新生活に向けて何かと落ち着かず、気が高ぶりやすいこの時期の強い味方。体の熱を冷ます作用もあり、ストレスからくるイライラやほてりなど、体に熱がこもっていると感じたらぜひいただきましょう。お肉の臭み消しにもなり、食感もアクセントになります。
監修プロフィール
料理家・国際中医薬膳師
齋藤 菜々子(さいとう・ななこ)先生
飲食店経営の両親の元育ち、大学卒業後一般企業に就職。忙しい日々の中で食事が心身の充実につながることを実感し、料理の道を志す。料理家のアシスタントを務めながら日本中医食養学会・日本中医学院にて中医学を学び、国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使った作りやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案。書籍・雑誌・企業へのレシピ提供、イベント出演など活動中。著書に『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)等がある。