長芋と鶏肉ののり塩炒め

【ベジ薬膳 レシピ11】
長芋と鶏肉ののり塩炒め




調理時間:15分



材料(2人分)


●長芋……15cm(300g)
●鶏もも肉……小1枚(250g)

●【A】酒……小さじ2
●【A】塩……ふたつまみ
●薄力粉……小さじ2
●塩……小さじ1/3
●青のり……小さじ1と1/2
●ごま油……大さじ1
●レモン(くし切り)……適量(お好みで)



下ごしらえ


長芋はひげ根をあぶって除く。

長芋はひげ根をあぶって除き(a)、一口大の乱切りにする。鶏肉は余分な脂身を切り落として一口大に切り、【A】をもみ込み、薄力粉をまぶす。


作り方


フライパンにごま油を入れて中火で熱し、鶏肉を皮面から入れ、長芋を加えて3分ほど焼き、焼き色がついたら返して弱めの中火にし、裏面も3~4分ほど焼く。

 ①フライパンにごま油を入れて中火で熱し、鶏肉を皮面から入れ、長芋を加えて3分ほど焼き、焼き色がついたら返して弱めの中火にし、裏面も3~4分ほど焼く(b)。

ペーパータオルで余分な油を拭き取り、塩を振り、青のりを加えてさっと炒める

②ペーパータオルで余分な油を拭き取り、塩を振り、青のりを加えてさっと炒める(c)。器に盛り、お好みでレモンを添える。


アドバイス


● 長芋のひげ根は、耐熱性のトングなどで挟んで火にあぶると、抜くよりも早くきれいに取り除けます。

● 鶏肉は皮面から焼き色をつけ、香ばしい香りを引き出しましょう。
青のりは香りが飛ばないように最後に加えます。



今回の主役ベジ「長芋」


長芋

長芋、大和芋、自然薯(じねんじょ)などを総称して「山芋」といいます。山芋は古くから、漢方の生薬「山薬(さんやく)」として、滋養強壮に用いられてきたパワーのある野菜。元気を補い、消化吸収を高めてくれるので、夏の疲労がたまって倦怠感があったり、食欲が戻らなかったりする秋の初めにぴったりです。また、肺を潤す働きもあるので、徐々に空気が乾いてくる秋の乾燥対策にも、ぜひ取り入れていきましょう。



監修プロフィール


料理家・国際中医薬膳師 齋藤 菜々子(さいとう・ななこ)

料理家・国際中医薬膳師

齋藤 菜々子(さいとう・ななこ)先生

飲食店経営の両親の元育ち、大学卒業後一般企業に就職。忙しい日々の中で食事が心身の充実につながることを実感し、料理の道を志す。料理家のアシスタントを務めながら日本中医食養学会・日本中医学院にて中医学を学び、国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使った作りやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案。書籍・雑誌・企業へのレシピ提供、イベント出演など活動中。著書に『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)等がある。