子宮内膜症の対策・治療

早めに婦人科の受診や定期検診を

自覚症状がある場合はもちろんですが、月経が始まったら2年に1回は婦人科を受診しましょう。子宮内膜症を発症していても自覚症状がなければ、異常を察知して病院を受診することはまず難しいといえます。このような場合でも、定期検診を受けていれば病気をいち早く発見できる可能性が高くなります。月経が始まったら、2年に1回の超音波検査を習慣化させておくと、早期発見や治療につなげられるのです。


いつ妊娠を望むかどうかによって治療法が異なる

検査の結果、子宮内膜症が見つかった場合、薬を使う、もしくは手術をすることによって治療を行います。

  • 薬を使った治療法(薬物療法)
     低用量ピルや黄体ホルモン製剤などのホルモン剤を使って子宮内膜の増殖を抑えたり、鎮痛剤によって痛みを抑えたりする。症状が軽い場合やすぐに妊娠を望まない場合はこの方法をとり、望む妊娠の時期まで続ける。
  • 子宮内膜症の治療法②:手術
     症状がある程度進行している場合は、手術を行うこともある。その場合、子宮内膜が増殖している部分だけを取り除く保存手術か、子宮や卵巣を全て取り除く根治手術のいずれかを選択する。現在は手術といっても、切開部の少ない腹腔鏡手術で行うことが多い。 しかし、卵巣の中に残った卵子が手術のために減って妊娠率が落ち、閉経が早まることが分かってきたので、現在のところはなるべく早くみつけ、すぐに手術をしないほうが賢明。

場合によっては薬物療法と手術を組み合わせて治療することもあります。

子宮内膜症は子宮と卵巣を取り除かない限り、ずっと症状が進行する病気です。したがってその時の年齢やすぐに妊娠を望むか否かによって、選ぶ治療法が変わってきます。担当の医師とよく相談し、自分にとって適切な治療法を確認しながら選択しましょう。また、閉経まで目を離さず経過をみましょう。



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監修プロフィール
対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座・新宿理事長 つしま・るりこ 対馬 ルリ子 先生

産婦人科医・医学博士。1984年弘前大学医学部卒業後、東京大学医学部産婦人科学教室助手、東京都立墨東病院総合周産期センター産婦人科医長などを経て、2002年に「ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック」を開院。女性のための総合医療を実現するためにNPO法人「女性医療ネットワーク」を設立(現理事長)。様々な情報提供、啓発活動、政策提言などを行っている。

監修プロフィール
対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座・新宿理事長 つしま・るりこ 対馬 ルリ子 先生

産婦人科医・医学博士。1984年弘前大学医学部卒業後、東京大学医学部産婦人科学教室助手、東京都立墨東病院総合周産期センター産婦人科医長などを経て、2002年に「ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック」を開院。女性のための総合医療を実現するためにNPO法人「女性医療ネットワーク」を設立(現理事長)。様々な情報提供、啓発活動、政策提言などを行っている。

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