「かぜ気味かな?」と思いながらも、かぜのひき始めに対処せず、そのままにして悪化してしまった経験はありませんか? 大正製薬の調査では、かぜを放置して悪化させた経験がある人は約7割に上りました。また、市販のかぜ薬を“かぜのひき始め”に服用した場合、ひどくなってから服用した場合に比べ、2日以内に症状の改善を感じた人の割合が倍近くに! かぜのひき始めを見逃さないための“ひき始めサイン”や対策もお伝えします。
大正製薬株式会社の調査(対象者:直近1年間でかぜをひいたことのある20~69歳の男女1208人)※1によると、約68%の人が「かぜの症状に早めの対処ができなかったことで、かぜが悪化したことがある」と回答しました。
●かぜの症状に早めの対処ができなかったことで、かぜが悪化したことはありますか?
そのうち、「治るまでに時間がかかった(約69%)」「仕事や学校を休んだ(約41%)」「体力が落ちた(約37%)」などの経験をした人もいました。
●早めの対処ができなかったせいでかぜが悪化し、以下のような経験をしたことはありますか?
<エピソード>
鼻づまりがあったが花粉症かと思い様子を見ていた。しばらくして他の症状も出てかぜをひいたと分かったが、対処が遅く悪化してしまった。子どもの行事に出席できなかった。(50代女性)
このように、かぜの症状を見過ごしてしまうと、ご自身がつらいだけでなく、大切な予定にも影響を及ぼしてしまう可能性があります。
また、興味深い調査結果も得られました。“かぜのひき始め”に市販のかぜ薬を服用した人のうち、2日以内に症状が改善したと感じた人の割合は、“症状がひどくなってから”服用した場合の約2倍になりました。かぜの症状を放置せず、“早め”の対処を心がけましょう。
●かぜをひき始めてから何日くらいで症状が改善しましたか?
※1 調査概要
調査主体:大正製薬株式会社
調査方法:インターネット調査(Surveroidを利用)
調査会社:株式会社マーケティングアプリケーションズ
調査期間:2025年7月31日~2025年8月4日
調査対象:直近1年間でかぜをひいたことのある20~69歳の男女
有効回答数:1208人
そもそも「かぜのひき始め」と聞いて何を思い浮かべますか?「のどの痛み」「発熱」「鼻みず・鼻づまり」など、よく知られているかぜの症状がありますが、実は次のような症状もかぜのひき始めを知らせるサインかもしれません。
●悪寒(寒気)
かぜをひいて体温が徐々に上がっていく時、皮膚の血管が収縮することで皮膚温度が低下し、寒気を感じることがあります1)。
気温はあまり変わっていないのに急に寒気を感じた場合は、発熱が起きていないか体温計などで確認しましょう。
●筋肉痛
炎症の際に免疫細胞から分泌される物質の中には、痛みを引き起こすものがあります。この物質の働きによって筋肉に痛みを感じることがあります1, 2)。
激しい運動をしていないのに筋肉痛がある場合は、注意しましょう。
こうした体調の変化を感じたら、かぜを疑ってみてもよいでしょう。体調の変化にいち早く気づくことが大切です。
また、調査の中では、“かぜのひき始め”と感じた症状として、だるさ(30代男性)や倦怠感(60代女性)などの声も寄せられていました。
上記のようなサインを感じ、「かぜをひいてしまったかも…」と思ったら、次に何をすればいいのでしょうか? まずは以下の対処法を参考にしてみてください。
<医師監修の対策>【出典:かぜ|大正健康ナビ|大正製薬】
・ 十分な休養・睡眠をとる
・ 水分・栄養を摂る
・ 部屋の湿度を50%以上に保つ
・ 市販のかぜ薬を使用する※2
※2 市販のかぜ薬には、複数の有効成分が含まれており、様々なつらいかぜの症状を和らげることが可能です。ご自身の症状に合ったものを選び、用法・用量を守りましょう。
こちらのページでさらに詳しくご紹介しています。
「かぜ」の原因・症状・対策・予防法について
かぜの“ひき始めサイン”を見逃さず、“早め”に対処することが大切です。セルフケアを行っても症状が長引くようであれば、医療機関での受診をおすすめします。
<引用文献>
1) Eccles R. Lancet Infect Dis. 2005;5(11):718-725.
2) Baracos V,et al. N Engl J Med. 1983;308(10):553-558.