気をつけたいオトコの不調と病気

ライフステージ別に見る
サポートポイント

男性の健康に大きな影響を与えるテストステロン。
男性がライフステージごとに
かかりやすい病気を知り、どんなサポートが
必要かを考えてみましょう。

青年期

生殖機能が完成し、大人の身体が完成する時期。男性の一生の中でテストステロンが最も多くなるこの時期は、大病にかかりづらいが、外食中心の食生活や不規則な生活でメタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予備群になる人も。

注意したい不調や病気

  • 栄養バランスの偏りによる痛風や肥満、生活習慣病の予備群
  • 消化器疾患

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栄養バランスのとれた食事

栄養が偏りがちな外食やコンビニ食中心の食生活を習慣化しないことが大切。糖質を適度に抑え、タンパク質やビタミンをたっぷり含んだバランスのよい食事でサポート。

壮年期

身体機能は充実している時期だが、働き盛りとあり、仕事のストレスが増えてくるのもこの年代。特に血管の硬化が起こりやすくなる40歳前後は要注意。

注意したい不調や病気

  • テストステロンの減少
  • うつ病
  • 生活習慣病
  • がん

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医療機関への橋渡しを

多忙に任せて、不調があっても医療機関を受診せず、健診にも行けずにいると、病気の発見が遅れてしまうことも。会話を多くもち、ストレスや不調に気づいたら受診をすすめるようにしましょう。

テストステロン=薄毛は迷信!?

テストステロンは、血液の中にある「5α(アルファ)還元酵素」によって「DHT(ジヒドロテストステロン)」という、より強力なホルモンに変換されます。薄毛に関係するのは、あくまでもこのDHT。5α還元酵素の働きには個人差があり、作用が強い人が薄毛になるといわれています。つまり、テストステロン自体には薄毛を促進する働きはないのです。

バリバリ中年期

会社内で責任のあるポジションに立つことも多いこのグループで目立つのが、多忙やストレスによるテストステロンの減少。その結果、生活習慣病や大病を引き起こす可能性も。

注意したい不調や病気

  • LOH症候群
  • 生活習慣病
  • 心疾患
  • 脳血管疾患
  • 前立腺疾患
  • がん

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定期的に医療機関への受診を促す

運動不足や不摂生の付けが回ってくる年代。多忙な本人に代わって医療機関を予約してあげるなど、健康へのアクセスをサポートしましょう。

ゆったり中年期

仕事とプライベートの両立を重視するこのグループは、『バリバリ中年期』に比べると社会的承認が若干下がることが多く、心理的な部分からもテストステロンが減少傾向に。

注意したい不調や病気

  • LOH症候群
  • うつ病
  • 心疾患
  • 脳血管疾患
  • 前立腺疾患
  • がん

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LOH症候群対策

会社との距離を感じているようなら、家庭や趣味の場などで「居場所」の提供をより意識しましょう。家族に頼られている、認められているという感覚がLOH症候群の予防につながります。

体は老化が進み、健康面の悩みが尽きない時期。外出の機会が減り刺激がなくなると、LOH症候群、うつ病、認知症などの疾患も増えてくる。

注意したい不調や病気

  • LOH症候群
  • うつ病
  • 認知症
  • 心疾患
  • 脳血管疾患
  • 前立腺疾患
  • がん

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居場所づくり&趣味の提案

一緒に出かける趣味の提案や、家庭での居場所づくりを心がけて。「達成感」「新しい刺激ややりがい」がテストステロンの分泌を促します。