【ベジ薬膳 レシピ05】
にんじんとささみの梅干しあえ
調理時間:15分
(電子レンジ加熱の時間を除く)
●にんじん……大1本(200g)
●鶏ささみ……2本(120g)
●酒……大さじ1
●梅干し……2個
(40g、塩分8%を使用)
●【A】酒……大さじ1
●【A】しょうゆ……大さじ1/2
● 白すりごま……大さじ3
ささみは筋があれば取り除き、中心部分から左右に包丁を入れ、厚みが均一になるように開く(a)。
にんじんは千切りにする。
梅干しは種を除いて刻む。
① ささみを耐熱皿にのせて酒を振り、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で1分40秒~2分、火が通るまで加熱する。ラップをしたまま置き粗熱が取れたら、食べやすい大きさに裂く。
② にんじんを耐熱ボウルに入れて【A】を加えて混ぜ(b)、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で5分加熱する。
③ ➁のボウルに①、梅干し、白すりごまを加えて和える。
● ささみは電子レンジで調理するため、加熱ムラができないように厚みを均一に開きましょう。
● にんじんを電子レンジにかける前に【A】を加えると、下味がつき、しっとり仕上がります。
にんじんは、β-カロテンをはじめとした栄養の宝庫! 薬膳では、血をつくり貧血の予防に役立つとされています。胃腸の働きを補い食欲不振を改善する他、目の疲れにも有効です。いよいよ本格的な春のスタート。多くのパワーが詰まったにんじんを食べて、元気に過ごしましょう。色が鮮やかで皮に張りがあり、茎の切り口が小さいものを選ぶとよいでしょう。
監修プロフィール
料理家・国際中医薬膳師
齋藤 菜々子(さいとう・ななこ)先生
飲食店経営の両親の元育ち、大学卒業後一般企業に就職。忙しい日々の中で食事が心身の充実につながることを実感し、料理の道を志す。料理家のアシスタントを務めながら日本中医食養学会・日本中医学院にて中医学を学び、国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使った作りやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案。書籍・雑誌・企業へのレシピ提供、イベント出演など活動中。著書に『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)等がある。