鉄分不足度チェック

チェック結果

あなたは鉄分不足で体にトラブルを抱えているようです。顔色が悪い、やる気が出ない、疲れやすい、めまいがする、動悸や息切れがする、口角炎や舌炎ができる、食べ物がのみこみづらくなるなど、鉄欠乏性貧血の症状が長く続く場合、他の病気がひそんでいる場合があります。子宮筋腫や胃潰瘍、大腸がんなどが貧血の原因であることもあるので注意しましょう。そうした病気は、簡単な血液検査だけでは診断できず、超音波(エコー)や内視鏡検査が必要になります。専門医に診察を受けるとよいでしょう。

image1
先生からのアドバイス

鉄欠乏性貧血や冷え性は、ストレスや不規則な生活、女性ホルモンの変調、低血圧、内蔵機能の低下などが原因のことがあります。また、偏食やダイエットも悪影響を及ぼすので注意しましょう。
鉄欠乏性貧血を予防するには、バランスのとれた食事を1日3回きちんと摂り、造血に必要な鉄分を効率的に摂ることが必要です。肉や魚などの動物性食品に含まれるヘム鉄と、緑黄色野菜や豆類などに多く含まれる吸収率のよくない非ヘム鉄を組み合わせて摂るようにしましょう。また、造血作用のある良質のタンパク質や鉄分の吸収をよくするビタミンC、造血作用のあるビタミンB6、B12、葉酸なども積極的に摂りましょう。逆に鉄分の吸収を妨げるのが、コーヒーや紅茶に含まれるタンニン。そのほかカロリーを減らすだけのダイエットや極端な菜食主義も、鉄分の不足を招く原因になるので十分注意をしましょう。
症状が悪化したり不快な状態が続いたりするときは、専門医に受診して鉄剤などを処方してもらうこともできます。

監修プロフィール
江田クリニック院長 えだ・あかし 江田 証 先生

自治医科大学大学院医学研究科修了。日本消化器病学会認定専門医、日本ヘリコバクター学会ピロリ菌感染症認定医、日本抗加齢医学会専門医、米国消化器病学会国際会員。『新しい腸の教科書』(池田書店)他著書多数。


この記事はお役に立ちましたか?

今後最も読みたいコンテンツを教えてください。

ご回答ありがとうございました

健康情報サイト