あなたは普段ほとんどいびきをかかないタイプのようです。深く質のよい睡眠がとれており、ぐっすり眠れたという充実感があるのではないでしょうか。お酒を飲んだときや体が疲れているときなどにいびきをかくことがあっても、一時的なものならばあまり心配はいりません。これからも規則正しい生活と十分な休養を心がけ、危険ないびきを予防していきましょう。
今まであまりいびきをかかなかった人でも、加齢とともにいびきをかきやすくなります。これは、老化によって呼吸に関わる筋肉が緩むためです。いびきはまた、更年期障害の症状の1つとして現れることもあります。この時期にはとりわけ心身の疲れをためないように心がけ、いびきについても気にし過ぎないことです。ただし40代からは加齢に伴う病気も増えてくるので、年をとってから急にひどいいびきをかくようになった場合は、体の異常がないかどうか検査を受けるようにしましょう。
筑波大学卒業、東京医科歯科大学大学院統合呼吸器学修了。医学博士。同大学睡眠制御学快眠センター等での臨床経験を生かし、総合病院等で睡眠センターの設立、運営を行ってきた。それらの経験を生かし、睡眠、呼吸の悩みを総合的に診断、治療可能な医療機関をめざし、2013年に、RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニックを設立。慶應義塾大学特任准教授、日本オリンピック委員会強化スタッフ、ハーバード大学公衆衛生大学院客員研究員などを兼歴任。社会医学系指導医/専門医・日本睡眠学会評議員/指導医/総合専門医・日本内科学会認定医・日本医師会認定産業医。