夏バテと紫外線から体を守る!「トマト」の薬膳レシピ

薬膳では、夏野菜は体の熱を穏やかに冷ましてくれる食材です。
中でも注目なのがトマト。体の熱を取り、食欲をアップさせて夏バテを防いでくれる他、
紫外線で発生する活性酸素を抑制する抗酸化力が高いので、紫外線対策にもなります。

監修プロフィール
うえき・ももこ 植木 もも子 先生

管理栄養士・国際中医師・国際中医薬膳管理師

Pick up

トマトの栄養

旬のトマトは抗酸化力の高い「リコピン」が豊富。脂溶性なので油で調理すると吸収率が上がります。

栄養学から見ると
薬膳から見ると

01 トマトの簡単雑炊

トマトの簡単雑炊

野菜を切るだけで簡単! 暑くて食欲が出ない時にサラッといただけます。


材料

(2人分)354kcal・塩分1.6g/人
具材
・にんにく(みじん切り)・・・1片
・しょうが(すりおろす)・・・2cm角大
・ごま油・・・大さじ1
・塩・・・小さじ1/5
・トマト(完熟)・・・2個(300g)
・きゅうり(小口切り)・・・1本

スープ
・水・・・2カップ
・鶏ガラスープの素・・・小さじ1
・酒・・・大さじ3
・塩・・・小さじ1/4
・しょうゆ・・・小さじ1/3
・ご飯(温める)・・・300g
・パクチー(長さ1cmに切る)・・・1~2株(お好みで)


作り方

①具材を作る。ボウルに、にんにくとしょうがを入れ、ごま油と塩を加えてよく混ぜる。トマトはヘタを取り除いて横半分に切り、タネを出して1cm角に切る。ボウルにトマトも加えてよく混ぜる。きゅうりは塩少々(分量外)を振り、水分が出たら流水で洗い絞っておく。

②スープを作る。小鍋に水を沸騰させ、鶏ガラスープの素と酒、塩を混ぜて一煮し、しょうゆを加えて混ぜたら火を止める。

③温めたご飯を大きめの丼に入れて上面を平らにし、①をきゅうり、トマトの順にのせる。上から②をかけ、パクチーを飾る。

※お好みで、ちりめんじゃこやシーチキンなどをのせるとタンパク質も摂れる。また、パクチーのみじん切りをご飯に混ぜてもおいしい。

02 ミニトマトとアジのサッと煮

ミニトマトとアジのサッと煮

ビタミンB₂・Dが豊富な旬のアジと一緒にいただきましょう。
夏冷え対策に、しょうがの辛味で血流アップ。


材料

(2人分) 225kcal・塩分1.3g/人
・アジ(ぜいごを取り除き、3枚におろす)・・・大2尾
 下味(酒大さじ2・塩少々)
・ミニトマト…・・・10個
・しょうが・・・親指大
・しし唐辛子(軸を取り除き、タテに切れ目を入れる)・・・6個
・しそ ・・・10枚
・ズッキーニ…・・・1/2本(100g)
・片栗粉・・・大さじ1/2
・オリーブ油・・・大さじ2
・酒・・・大さじ1
・塩・・・小さじ1/4
・しょうゆ・・・小さじ1


作り方

①下処理をしたアジは流水でさっと洗い、ペーパータオルで拭いて食べやすい大きさに切る。バットに入れて下味を振りかけておく。

②ミニトマトはヘタを除き、半分に切る。しょうがは薄切り。しし唐辛子は2、3等分に切る。しそは2cm大のざく切り。ズッキーニは5mmの厚さに切り、大きい物は半月切り。

③①の汁気を切り、片栗粉を振りかける。フライパンにオリーブ油、しょうがを入れて中火にかける。香りが立ったらアジを加え、全体に焼き色がついたら、ペーパータオルを重ねたバットに取る。

④③のフライパンにズッキーニを入れて油がまわるまで強めの中火で炒め、しし唐辛子を加えて油がまわったら、ミニトマトも加えて炒め合わせる。トマトの皮が少し破れたら、酒、塩、しょうゆを加えて一煮する。

⑤煮立ったらアジを戻し入れ、蓋をして強火で30秒ほど煮る。全体を混ぜ合わせ、しそを加えて火を止め、器に盛る。

※ミニトマトではなくトマトで作る場合は、大1個を3cm大の角切りに。


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