排尿痛の対策

激しい排尿痛、高熱や背部の痛みを伴う場合はすぐに受診を

排尿痛と共に38℃を超える高熱や背中や腰に痛みを感じる場合は、細菌が腎臓まで運ばれ、腎臓に炎症が起こる「腎盂腎炎」の可能性があります。最も多いのは、膀胱炎を起こした細菌が尿管から腎臓に達するケースです。このような症状が見られたら、ただちに泌尿器科を受診して、救急処置を受けてください。腎盂腎炎が悪化すると「腎不全」に陥り、人工透析による治療が必要になることもあります。


排尿痛・血尿が続く場合は泌尿器科を受診

排尿時の痛みや血尿が続いたり、一度は治まっても繰り返したりするようであれば、泌尿器科の病気が疑われます。排尿時に少しでも違和感を感じたら、自覚症状を感じにくいクラミジア尿道炎の可能性もあるため、放っておかずに泌尿器科を受診しましょう。病院では、排尿痛に伴う症状、いつから起こったか、思い当たることなどがあれば医師に伝えます。問診や尿検査で原因となっている病気を診断し、治療を行います。細菌が原因になっている場合には、主に抗生物質や抗菌剤などが処方されます。服用後、数日で症状はよくなりますが、すぐに服用を止めず、医師の指示通り服薬することが大切です。

泌尿器科で尿検査を受ける

日常生活での注意点

細菌感染が原因になる排尿痛は、細菌に感染しないよう、また再発しないよう、以下の点を意識するとよいでしょう。

トイレの後始末の仕方を改善する排便後、「後ろから前」に拭くと、肛門の周りの細菌が尿道に付着する可能性が高まる。「前から後ろ」に拭くようにするとよい。

トイレの後始末を改善
  • 免疫力を上げる
     免疫力が下がると、細菌による感染症にかかりやすくなってしまう。細菌から身を守るためにも、十分な睡眠、疲れをためない、バランスのよい食事を摂ることを意識し、規則正しい生活を心がける。
  • 性交渉時はコンドームを使用する
     排尿痛の原因にもなる性感染症は、自分は感染していなくても相手がどうか分からない場合は、コンドームの使用が不可欠。コンドームは避妊のためだけに使うものではなく、性感染症の予防として使うことを理解する。パートナーがいる場合は、お互いにうつし合う「ピンポン感染」を防ぐため、一緒に治療することが必要となる。
  • 性交渉後はトイレに行く
     性交渉により細菌が尿道に付着しやすくなる。すぐに排尿する機会をつくって、尿で細菌を流し出す。
性交渉後、トイレに行く


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監修プロフィール
芝大門 いまづクリニック院長 いまづ・よしひろ 今津嘉宏先生

1988年藤田保健衛生大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部外科学教室助手、同大学医学部漢方医学センター助教、WHO intern、慶應義塾大学薬学部非常勤講師、北里大学薬学部非常勤講師、首都大学東京非常勤講師などを経験。2013年芝大門 いまづクリニック開設。北里大学薬学部非常勤教員。著書に『風邪予防、虚弱体質改善から始める 最強の免疫力』(ワニブックス)など。

監修プロフィール
芝大門 いまづクリニック院長 いまづ・よしひろ 今津嘉宏先生

1988年藤田保健衛生大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部外科学教室助手、同大学医学部漢方医学センター助教、WHO intern、慶應義塾大学薬学部非常勤講師、北里大学薬学部非常勤講師、首都大学東京非常勤講師などを経験。2013年芝大門 いまづクリニック開設。北里大学薬学部非常勤教員。著書に『風邪予防、虚弱体質改善から始める 最強の免疫力』(ワニブックス)など。

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