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早めのかぜ予防で、食欲の秋、スポーツの秋を楽しもう

早めの風邪予防で、食欲の秋、スポーツの秋を楽しもう

秋といえば、子どもの運動会や家族旅行、紅葉狩りや七五三など、楽しみがいっぱいの季節。そんな時にかぜをひきたくないですよね。だからこそ、今から始めるかぜ予防が、秋も冬も元気に過ごすカギなのです。まだ暑いからといって油断せず、一歩先の備えを始めてみませんか?


かぜ予防を実施している人の約6割が、予防が「遅れがち」「不十分になりがち」と回答

大正製薬株式会社が実施した調査(対象者:20歳以上69歳以下の男女1205名)では、約8割の方が10月~12月を“かぜのはやり始め”と認識していることが分かりました。

※調査概要
調査主体:大正製薬株式会社
調査方法:インターネット調査(Surveroidを利用)
調査会社:株式会社マーケティングアプリケーションズ
調査期間:2025年7月30日~2025年8月1日
調査対象:20歳以上69歳以下の生活者
有効回答数 : 1205人


●かぜがはやり始めるのは何月だと思いますか?

風邪がはやり始めるのは10月~12月と約8割の方が回答。

N=1205

しかし、かぜ予防を実施している方でも、約6割が、予防が「遅れがち」または「不十分になりがち」と回答しました。


●かぜがはやり始める時期に予防できていますか?

風邪予防を実践している方でも、約6割が予防が「遅れがち」または「不十分になりがち」と回答。

このように、かぜの流行時期を認識しているにもかかわらず、予防が遅れてしまったり、不十分になってしまう方が多いようです。「予防を始めるタイミングが分からない」「予防意識はあるけれど、あれこれやるのは面倒……」と思っていませんか? そんな方々に、かぜの流行を手軽に知る方法や、今日からできる医師推奨の予防法についてお伝えします!

かぜなどの流行、どうやって知る?

国立健康危機管理研究機構では、全国の医療機関から集めたデータをもとに、2025年4月からかぜを含む急性呼吸器感染症(ARI)の流行状況などを毎週発信しています。例えば、下記のような都道府県別の急性呼吸器感染症(ARI)の報告数から、あなたのお住まいの地域の流行状況を知ることができます。


図3A:当該週における都道府県別ARIの定点当たり報告数

「当該週における都道府県別ARI(急性呼吸器感染症)の定点当たりの報告数」から、都道府県別の風邪の流行状況を把握できる。

※出典:急性呼吸器感染症(ARI)|国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト(例.2025年第35週)

同サイトでは他にも、インフルエンザや新型コロナウイルス(COVID-19)などの感染症の流行状況も確認できます。最新情報を定期的にチェックし、早めの予防を心がけるようにしましょう。

医師推奨のかぜの予防法は、【ウイルスを侵入させないケア】×【免疫力を上げる】

かぜ予防は、【ウイルスを侵入させないケア】×【免疫力を上げる】の組み合わせが重要です。ここでは「大正健康ナビ」に掲載されている医師推奨の具体的な予防方法とポイントをご紹介します。

(1)ウイルスを侵入させないケア
皆さんが普段から行っている手洗い・うがい・マスクですが、下記のポイントを意識して行うことで、より効果的な予防につながります。

●手洗い
手洗いは、ウイルスが手を介して侵入することを防ぐために行います。
<手洗いのポイント>
・石けんを使う
・手のひら・手の甲全体から、手首までを15秒以上こすり洗う
・指の間や爪の周り、親指のつけ根、手首は、特に洗い残しやすい部位なので注意する
・手洗いの頻度を増やす

手洗いで洗い残しやすい部位は、爪や親指、手首、指の間、手の甲などがあります。

こちらのページでさらに詳しくご紹介しています。
かぜの予防法
Q6 正しい手の洗い方は?

●うがい
うがいは、ウイルスがのどの粘膜に付着・増殖することを防ぐために行います。
<うがいのポイント>
下記の2種類のうがいを①→②の順番で行う
①口蓋(こうがい)型うがい=ブクブクうがい
…口の中の乾燥を防ぎ、食べ物の残りかすを洗い流す
➁咽頭(いんとう)型うがい=ガラガラうがい
…のどの乾燥を防ぎ、付着した病原体を洗い流す

うがいは、口蓋型うがい(ブクブクうがい)の後、咽頭型うがい(ガラガラうがい)を行う。

こちらのページでさらに詳しくご紹介しています。
●正しいうがいの仕方

●マスク
マスクは、ウイルスが鼻や口から侵入するのを防ぐために着用します。
<マスクのポイント>
・マスクと肌の隙間からウイルスや細菌が入ってこないように、ぴったりとフィットさせる。

マスクのポイントは、マスクと肌の隙間からウイルスや細菌が入ってこないように、ぴったりとフィットさせる。

こちらのページでさらに詳しくご紹介しています。
Q4 免疫力があれば、かぜは防げるの?
Q9 “咳エチケット”って何?

(2)免疫力を上げる
免疫力とは、体内に侵入しようとするウイルスなどを防ぎ、病原体を撃退する自己防御機能です。免疫力の高い人は、ウイルスなどが入ってきてもかぜをひきにくいのです。免疫力を高めるためには、「食事」「運動」「睡眠」が大切です。

●食事
旬の物は味もよく、栄養価がとても高い上に、その季節に体が必要とする栄養を与えてくれます。季節の食材を意識して取り入れましょう。

●運動
体を動かすことで血行が促進され、筋力がつくと体温も上がり、免疫力を高めることにつながります。ストレッチやヨガ、ウォーキングなど、無理のない範囲で軽めの運動を取り入れましょう。

●睡眠
睡眠時には、ウイルスなどから体を守ってくれる免疫細胞が活発になり、疲労回復や免疫機能を強化するホルモンが分泌されます。十分な睡眠をとりましょう。

食事・運動・睡眠のポイントについて、こちらのページでさらに詳しくご紹介しています。
かぜの予防とセルフケア

最後に:「まだ大丈夫」と油断せず、早めのかぜ予防を

10月に入り、肌寒さを感じ始めるこの時期。かぜの流行は、気づかないうちにあなたのすぐそばまで迫っているかもしれません。「まだ大丈夫」と少し油断している今こそ、お住まいの地域のかぜなどの流行状況をチェックし、早めにかぜ予防に取り組みましょう。
大正製薬では、これからも皆さまの健康と安心をサポートすべく、信頼できる情報の提供に努めてまいります。


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江田クリニック院長 江田 証 先生

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