不調が整う作りおき。寒暖差疲労に「豚肉の香味そぼろ」

【不調が整う作りおき 03「寒暖差疲労」
豚肉の香味そぼろ




調理時間:20分



材料(作りやすい量・約8食分)


●豚赤身ひき肉……300g
●【A】にんじん……1/2本
●【A】ごぼう……1/2本
●【A】にんにく……2かけ
●【A】玉ねぎ……1/2個

●酒……大さじ3
●【B】みそ……大さじ3
●【B】みりん……大さじ2



下ごしらえ


ニンジン、ゴボウ、ニンニク、玉ねぎを全てみじん切りにする。

【A】は全てみじん切りにする(a)。チョッパーやフードプロセッサーを使うと簡単にみじん切りができ、野菜の繊維が崩れて味が染みやすくなるのでおすすめ。


作り方

鍋にひき肉と酒を入れて混ぜる。
全体がなじむまで煮たら味噌とみりんを加える。

①鍋にひき肉と酒を入れて混ぜる。火にかける前に酒を混ぜることで、ひき肉がふっくらと仕上がる(b)。火にかけて、さらに混ぜながら色が変わるまで煮る。


②色が変わったら、下ごしらえをした【A】を入れる。全体がなじむまで煮たら【B】を加え(c)、時々混ぜながら汁気がなくなるまで煮る。


コツコツ続ける「食べ方メモ」


ご飯が進むしっかりした味わいの香味そぼろは、根菜も加わり食べ応え満点! ご飯のお供にはもちろん、麺類のトッピングにしたり、冷ややっこやサラダにのせたり、卵焼きの具材にしたりとアレンジ自在です。寒暖差疲労のケアには、疲労回復を助けるビタミンBが豊富な「豚ひき肉」で作るのがおすすめですが、豚ひき肉を「サバ缶」(無塩の物を2缶使用)に代えれば、DHAやEPA、カルシウムの摂取にも役立ちます。

保存期間

冷蔵庫保存で3~4日。小分け冷凍保存で2週間。



「寒暖差疲労」のお助け食材:豚肉、香味野菜、根菜


「寒暖差疲労」のお助け食材:豚肉、香味野菜、根菜

豚肉は、栄養素をエネルギーに変えるビタミンB1を多く含み、疲労回復を助けます。
にんにく、玉ねぎなどの香味野菜に含まれるアリシンには、体を温める作用があります。体が冷えると自律神経のバランスが乱れ、寒暖差疲労を招きやすくなるので積極的に摂りましょう。また、アリシンはビタミンBの吸収率を上げるので、豚肉と一緒に摂ると相乗効果が生まれます。
にんじんやごぼうなど、食物繊維が豊富な根菜で腸内環境を整え、体の免疫力も高めましょう。





監修プロフィール


料理研究家・管理栄養士 藤井 恵 先生

料理研究家・管理栄養士

藤井 恵 (ふじい・めぐみ)先生

女子栄養大学栄養学部卒業。家庭で作りやすく、元気に過ごせる食事を意識した、センスあふれるレシピを提案し続けている。雑誌、書籍、テレビなど様々なメディアで活躍中。『藤井弁当』(学研プラス)、『藤井恵のちょっと具合のわるいときの食事』(婦人之友社)、『働きながら家族のごはんを作るために~わたしが伝えたい12の話』(大和書房)など著書多数。