ぎっくり腰注意度90%

チェック結果

ぎっくり腰注意度90%別の病気が隠れているかも。受診しよう。

ぎっくり腰を繰り返している人も多いのではないでしょうか。ぎっくり腰による痛みなどの症状がいったん治まっても、繰り返す場合は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、腰椎分離症など、別の病気が隠れている可能性があります。繰り返すぎっくり腰や、2週間以上痛みが引かない場合は、整形外科を受診して専門医の診断を受けましょう。安静にしていても腰痛が回復せず、むしろ悪化している場合は、腰部の圧迫骨折や内臓の病気、ごくまれにがんの脊椎転移などの可能性もあります。そのままにせず、必ず受診することをおすすめします。

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先生からのアドバイス

ぎっくり腰だと思っていたら、他の病気が隠れていることがあります。たかがぎっくり腰と侮らずに、医療機関でしっかり調べてみることが大切です。ぎっくり腰を疑って受診しても、レントゲン検査だけでは神経や椎間板などの組織の状態は分かりません。MRIやCTなどの精密検査が必要です。急性腰痛症を含む腰痛になりやすい職業に、運輸・清掃・看護・介護職などがあります。荷物を運ぶ時や、患者さんへの対応などで中腰の姿勢を取ることが多いため、日頃から体勢に注意する必要があります。他にも、若い頃に激しいスポーツをしていた人は椎間板の変形が原因で、中年以降に腰痛を発症するケースもあります。もし足のしびれや爪先が動かないなどの症状が発現した場合は、神経の障害が強く疑われますので、できるだけ早く病院を受診しましょう。

監修プロフィール
東京腰痛クリニック 院長 みうら・やすし 三浦 恭志 先生

名古屋大学医学部大学院卒業。医学博士。あいちせぼね病院理事。日本整形外科学会専門医、脊椎脊髄病医、脊椎内視鏡下手術・技術認定医。日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医、脊椎脊髄外科専門医。日本PED研究会世話人。


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