脂肪には「皮下脂肪」と「内臓脂肪」があります。一見同じように見えて、実は健康への影響は大きく違います。この動画ではその違いとリスクについて学んでいきましょう!
皮下脂肪は皮膚のすぐ下に蓄積しやすく、太ももやお尻などにたまって見た目に影響します。女性や子どもにつく傾向があります。
一方、内臓脂肪はお腹の奥にたまるため、外からはわかりにくく、「隠れ肥満」と呼ばれることもあります。男性や閉経後の女性につく傾向があります。
リスクの違いについて
内臓脂肪は炎症を引き起こす物質やホルモンを分泌し、インスリンの働きを妨げます。その結果、糖尿病・高血圧・脂質異常症など生活習慣病のリスクを高めます。さらに心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる病気にもつながります。
一方の皮下脂肪は、見た目の影響は大きいものの、健康リスクは比較的低いのが特徴です。皮下脂肪は「見た目に出やすい脂肪」、内臓脂肪は「生活習慣病につながる危険な脂肪」です。
食事や運動で比較的減らしやすいのは「内臓脂肪」です。内臓脂肪は代謝が活発で、食事改善や有酸素運動で比較的早く減少します。研究では2~4週間ほどで効果が見られることもあります。つまり、危険だけれど減らしやすいのが内臓脂肪。だからこそ、早めの対策が必要なのです。
食事を見直したり、毎日の生活にウォーキングやストレッチを取り入れるだけで、短期間で効果が出始めることもあります。『危険な脂肪』を『落とせる脂肪』に変えていくのは、あなた次第。さあ今日からできることを始めてみませんか?
出典
・コラム:脱肥満!内臓脂肪ダイエット
・特集:「知ってるつもり」をアップデート 30代からの内臓脂肪と肥満