食物アレルギー 食物アレルギー

食物アレルギー

毒性のない食べ物でも強い反応が出てしまうアレルギー。アナフィラキシー·ショックなど緊急性の高い症状が出る危険性も。

[主な症状]特定の食べ物を口にした時の・嘔吐、下痢・じんましん・のどのかゆみ

卵を食べるとじんましんが。一度アレルギーになったら、一生食べられないのかな?

乳児期~学童期のアレルギーは改善されることも多いので、医療機関を受診してみましょう。

子どもの食物アレルギーは年齢と共に耐性を獲得して改善することが多いです。しかし、成長過程でアレルゲンを一切遮断すると、耐性が得られず治らないことも。成長につれて対処の仕方は変わっていきます。

ドクター似顔絵

\生後6ヶ月まで/

肌を保湿してアレルギーを予防

乳児は肌のバリア機能が整っていません。「湿疹などからホコリに含まれる食物成分が侵入→ IgE抗体がつくられてアレルギー体質になる」という流れが多いため、赤ちゃんにはしっかり保湿ケアを行い、侵入経路となる乾燥や傷をつくらないようにしましょう。

乳児イラスト

\生後6ヶ月〜学童期/

アレルギー食材にも少しずつチャレンジ

食物アレルギー反応が出た場合も、徐々に耐性を獲得して学童期に入ると改善することがほとんど。医師の指導のもと少しずつアレルギー食材にチャレンジしましょう。アレルゲンを遮断せず定期的に取り続けたほうが免疫は正常に機能しやすいという研究結果が出ています。

\大人の食物アレルギー/

アレルゲンを避けるが吉

大人になってから発症した食物アレルギーは耐性を獲得するのが難しいため、以降アレルゲンを避けたほうがよいでしょう。アレルゲンを口にすると意識障害などの重篤な症状が出るアナフィラキシー・ショックが起こることも。心配な人は治療薬として有効なアドレナリン注射を携帯することをおすすめします。

先生イラスト

違うじんましんが出た食べ物は全てアレルゲンである

米国で食物アレルギーを自覚する人は全体の25%もいたのですが、ブラインドテストを行ったところ本当に食物アレルギーだった人は、わずか2% だったという驚きの調査結果があります。じんましんが出る理由は体調不良など様々。症状が繰り返されるなど気になる場合は、一度アレルギー検査を受けてみましょう。

知ってる?

アレルギーの連鎖を防ぐには乳児期のケアが肝心!

乳幼児期にアトピー性皮膚炎や食物アレルギーになると、症状が改善する3歳頃に気管支ぜんそくに、気管支ぜんそくの症状が改善する10歳前後に花粉症になる傾向が。少なくとも生後6カ月までは肌の保湿を徹底し、皮膚からアレルゲンを取り込まないようにすることが、その後のアレルギーの予防につながります。