Case1 みずみずしさでトラブル回避 しっとり肌さんの習慣

水分を保持したしっとり肌は、表皮と真皮のうるおい成分がポイント。
肌の水分量を保持する生活習慣が、乾燥によって起こる肌荒れなどのトラブル回避につながります。

しっとり肌とは?

表皮には、セラミドという角質層の細胞間を埋める成分があり、水分と油分を保持し、外部の刺激から肌を守っています。真皮にはコラーゲンとエラスチンの間でクッションのような役割をしているヒアルロン酸があり、水分を蓄えています。肌を外部の刺激から守ってくれているセラミドとヒアルロン酸がバランスよくある状態がしっとり肌です。
肌断面図

しっとり肌さんってどんな人?

お風呂上がりにはすぐ手が届く所にスキンケア用品を置くなどして、肌荒れ防止のため保湿を心がける毎日。

日比野先生が解説!美肌ポイント

  • 運動
    夜寝る前の習慣は軽いストレッチ

    ランニングなどの激しい運動は、肌の老化を加速させる活性酸素を体内に大量に発生させ、紫外線を浴びるとさらに活性酸素を増やすことに。肌には悪影響です。自宅でできるこの運動は、骨盤のゆがみを整えて、体幹を鍛える効果が。また、血行を促進することで、美肌に近づけます。
  • 食事
    体によい油を積極的に取り入れています

    ダイエットでは避けられがちな油ですが、実は美肌には不可欠です。特に体によいのはオメガ3系の魚の油。植物性の油では、オメガ9系のオリーブオイルは、乾燥や刺激から肌を守る「オレイン酸」が豊富ですよ。
  • 睡眠
    ぬるめのお湯で20分以内が眠る前の入浴ルール

    熱いお湯に浸かると覚醒状態に導く交感神経が優位になり、なかなか眠りにつけず、睡眠の質が低下してしまうことも。しかも、必要な皮脂までも溶かし乾燥を招くので、40℃以下のぬるめのお湯に20分以内、が肌によい入浴ルールです。
  • スキンケア
    クレンジングでは絶対にすすぎ残しをしません

    洗い過ぎもよくないのですが、クレンジング成分が肌に残っていると雑菌が増え、ニキビなどの肌荒れの原因となります。隅々まで洗い流して、潤いを補うスキンケアに備えるのはよい習慣です。乾燥が気になる時は、保湿効果の高いヘパリン類似物質などが配合されている化粧品を選ぶとよいでしょう。