●ティートリー<抗ウイルス・殺菌>
●ユーカリ・ペパーミント<空気清浄・呼吸改善>
●ラベンダー・カモミールローマン<鎮静・鎮咳(ちんがい)>
●ローズマリー<鎮咳>
精油の成分を湯気と共に吸い込む蒸気吸入は、鼻やのどの湿度を高め、かぜやインフルエンザの症状を緩和するのに有効です。また、精油を使ってバスソルトやバスボムを作り入浴するアロマバスも、鼻やのどの乾燥を防ぎ、体を温めるのでかぜのひき始めにおすすめです。ただし、高熱の場合など症状が重い時の入浴は、体調を悪化させてしまうこともあるのでNG。全身での入浴が難しい場合は、足浴でも体が温まるので試してみましょう。
寝室に、リラックスできる鎮静の働きがある精油の香りを漂わせれば、睡眠の質向上など回復に役立つ作用も期待できます。
殺菌や抗ウイルス、免疫強化、過剰な粘膜を溶かし排出する抗カタル、去痰(きょたん)の働きもあるユーカリは、蒸発しやすく、吸入すると肺の深部まで届きます。痛みを和らげる作用のあるカモミールローマンとブレンドしてもよいでしょう。
〔用意する物〕ユーカリ精油2滴、またはユーカリ精油1滴とカモミールローマン精油1滴、湯、マグカップ
〔使用法〕マグカップに入れた湯に精油を垂らし、その蒸気を吸入する
殺菌効果と免疫力を高める作用があるティートリーに、抗菌とリラックスに効果があるラベンダーをブレンドして入浴を。精油はバスソルトなどにしてからお湯に溶かして、肌に直接触れないようにしましょう。
〔用意する物〕ティートリー精油2滴、ラベンダー精油3滴、天然塩40~50g
〔使用法〕塩に精油を垂らし、なじませてバスソルトにした後、浴槽の湯に溶かして15分ほど入浴する
ウイルスへの感染によって罹患するかぜやインフルエンザ。精油には、植物がもつ自らを守る力による抗ウイルス作用の他、消炎作用、鎮痛作用、免疫を活発にする作用などがあります。これらの働きがあることから、かぜやインフルエンザの症状緩和に役立ちます。
かぜやインフルエンザは、症状の悪化を防ぎ家族や周囲の人にうつさないためにも、医師の診断と適切な治療が必要です。ぜひこちらもご覧ください。
●疾患ナビ「かぜ」
[目次]アロマでセルフケア アロマの効果とおすすめの取り入れ方を医師が伝授!【実践編】(TOPはこちらをクリック)
●冷え・肩こりのケアにはこのアロマ
●アレルギー性鼻炎・花粉症のケアにはこのアロマ
●生理痛・月経前症候群(PMS)のケアにはこのアロマ
●ゆらぎ症状のケアにはこのアロマ
●気分の落ち込み・不眠のケアにはこのアロマ