●ユーカリ<アレルゲン対策>
●ペパーミント<冷却・鎮痛>
●ラベンダー・カモミールローマン<ストレス軽減>
●ローズの芳香蒸留水<収れん・抗菌・抗炎症>
精油を使ったアロマバスや蒸気吸入で、湯気から精油の成分を取り込むことにより、鼻づまりやのどの違和感などを和らげます。外出時に着けるマスクに、スーッとする香りの精油を垂らすのも、鼻の通りをよくしたり、不快感を和らげたりするのでおすすめです。また、植物油に精油を混ぜたオイルで、顔や首などにアロママッサージを行うことも香りの成分の吸入になり、症状の緩和に役立ちます。
皮膚や粘膜の冷却効果をもち、鼻水や鼻づまり、のどの痛みも緩和するペパーミント。スーッとするシャープな香りが呼吸を楽にし、不快感から解放してくれるでしょう。
〔用意する物〕ペパーミント精油1滴、ティッシュ
〔使用法〕ティッシュに1滴垂らし、ゆっくりと吸入する
※急に吸い込むことで気道がけいれんすることもあります。肌が弱い方は皮膚刺激にも注意が必要です。また、ペパーミントは女性ホルモンに大きく作用し、子宮を収縮させたり、母乳の出を抑制させたりする作用があるので、妊婦や授乳中の方は使用を控えてください。血圧上昇作用もあるため、高血圧の方も使用を控えましょう。
芳香蒸留水とは、精油を蒸留する際にできる副産物で、精油のように薄めたりせずに使えます。収れんや抗菌の働きをもつローズの芳香蒸留水を染み込ませたコットンを閉じたまぶたにそっと当てる冷湿布は、目の充血やかゆみを和らげます。
〔用意する物〕ローズの芳香蒸留水、コットン
〔使用法〕コットンに染み込ませて閉じたまぶたに当てる
抗菌や抗ダニ効果をもつ精油は、アレルゲン対策に有効です。また、清涼感があり鎮痛の働きもある精油は、かゆみや痛み、不快感といった症状の改善に役立ちます。
目のかゆみや鼻のムズムズといった症状はストレスになり、生活に支障を来す場合も。ストレスを和らげる働きのある精油を使うと、生活の質(QOL)の改善にも効果的です。
症状が現れたら、耳鼻咽喉科などを受診してアレルゲンを特定し、適切な治療を受けましょう。生活の中で症状軽減に役立つ対策もあります。ぜひこちらもご覧ください。
●疾患ナビ「アレルギー性鼻炎」
[目次]アロマでセルフケア アロマの効果とおすすめの取り入れ方を医師が伝授!【実践編】(TOPはこちらをクリック)
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